今朝は2時半に起床。5時20分に自宅出発。
加古川駅はもう起きてます。電車に乗る方がちらほら。
加古川土手を走っていると、朝焼けです。
高砂町内の渋い路地を散策・・・
この右手に見えている地下道の確認に来ました。
荒井駅の南側一帯は、昭和14年に造兵廠の播磨製作所が設置され、軍が建設した施設が多数残っています。この地下道も戦時中に作られたものらしいです。
軍需工場のそばなので、工場への通路だけでなく防空壕も兼ねていたとのこと。
通るたびにこの猫背が気になるんですよ。作られた経緯はともかく、無骨ながらアールを用いたデザインがしぶい。
通路は24時間開放されているので階段を下りてみます。
古いものですが蹴上・踏面が極端に狭いなどありません。
通路幅は約5mぐらいでしょうか。両サイドにコンクリートの立ち上がりがあります。
排水に関する施設と思われます。土間コンクリートは築造時のオリジナルのようです。
途中の駅側壁には謎の殺しの木戸があります。
もとは出入り口だったようです。なんだろ?
改札に至る出入り口です。もう1か所開口があったようです。現在は閉鎖。
低い仕切りをくぐって改札側へ。仕切り部分は高さ1.9m程度でしょうか。古いもののためかなり低いです。内部には自動改札機が設置されています。奥左は下りホームへの階段、最も奥の左は登り駅舎側の階段です。
改札口から通路を見る。改札部分は夜間は扉で閉鎖されるようです。
改札正面には木製の壁で仕切られた空間があります。水の音がしていたので、湧水を排水するポンプが設置されていると思われます。
こちらは南口の階段。天井端部にはハンチがあります。
南口です。かつての軍需工場エリアへの出口です。天井端部がアールなのもポイント高い。
再び地下道を通って北へ戻ります。途中の木製仕切りでふさがれた空間が気になります。仕切り下部には煉瓦やがれきが放置されています。
この仕切りを外すと、昭和19年の電鉄荒井駅に出たりして・・・・
参考に、昭和22年と現在の航空写真の比較です。
左が昭和22年です。赤矢印の個所に地下道が写っています。
荒井駅駅舎は、かつて何かの文献で見ましたが、もとは2階建てで、2階は食堂だったそうです。これは戦後に建て替えられたようですね。現在の平屋の駅舎も相当にレトロですが。
ところで、踏切南にある配管?のようなものは何でしょう?当然現在はありません。
地下道と言えば、神戸三宮にある国道2号の地下道が、最近閉鎖されると話題になっていますね。
神戸は大都市らしく古い地下道が多いですね。私の母の実家がある新長田の神戸デパート前にも古い地下道入口があったなあ。
とにかく、こちらも負けず、駅舎やホーム上屋も含めてなかなかの案件だと思いますヨ。