レオの趣味生活 加古川ガレージ日誌

折りたたみ自転車の散歩がメインです(^^♪

アワイチ南部を走破する

再び休日出勤の代休を利用して、アワイチハーフ南コースに挑戦します。

日に日に劣化していく体力・・・先日から五十肩らしく、左肩が痛い。

完全ジジイになる前に体力の必要なイベントは早くやらないとダメです。

というわけで長男を学校へ送りだし、台所を片付けてから出発。洲本までは高速を使い、9:30に有料駐車場へ入庫です。

 

今回は南部コースを走るわけですが、時計回りか反時計回りか、どちらにするか考えます。天気予報で風向きを確認し、北西の風らしいので反時計回りに決定。ここから西岸の南あわじ市湊地区まで横断し、西岸から海沿いを走る予定です。

 

9:32 洲本バスターミナルを出発。先日車で来た際に、ここの観光案内書でアワイチステッカーをもらいました(^^♪ ※おひとり様1枚限りです。

 

淡路交通鉄道線の洲本駅跡に建つバスセンター。既に移転済で、空き家となっています。

昭和43年の廃止ですが、鉄道駅前だった面影が残っています。

未だ「洲本駅前」って書いてますね(^^♪

 

昨日のニュースで、洲本市の将来人口が超やばい!と載ってました。他人ごとではありません。

 

今日は鉄道跡をたどらず、もっと南の旧街道を走ります。とんでもなくのどかな初夏の淡路を爆走。

 

喫茶ミッキーマウス。まだ開店前。

 

古い橋が現役です。銘板は盗まれたのかついていません。築年は昭和20年代後半でないかな?

手摺のデザインがかっこいいですね。

国道28号に合流し、中谷峠を越えました。大した勾配でないです。折りたたみでも余裕。

 

峠を降りたら北へ右折し、淡路鉄道跡と交差します。正面が線路跡で、洲本方面を見ています。

 

玉ねぎ畑の中を真っすぐに爆走。沿道では収穫が盛んにおこなわれていました。

 

海沿いまで来ました。うちの家族ご用達の焼肉白頭山です。

 

海に沿って快走。風もなく走りやすい。

 

11:30 軽く峠を登ったところの自販機で休憩。

 

お菓子売ってるぞ。いやしいからこういうのは買ってみたい。

 

キットカットゲット!運動中は適度な栄養補給が必要です。

 

この後、気分よく走っているといきなり道路にバリカーが出現。交通整理の警備のおっちゃんに「山側へ迂回して阿那賀に出てくれ」と言われました。海沿いの区間が崩落したらしく、全面通行止めだそうです。そういえばソトノマの兄ちゃんが言ってたなあ、しかし山側迂回って…もしかして激坂の山中??

 

しかし、これしか選択肢がありません。とりあえず行ってみたら、心配したほどの坂はなく、全然楽勝でした。

 

阿那賀に出てからがこう配区間です。時速5kgで粘着走行していると、鳴門の渦潮が見えてきました。

 

この辺り、普段車で通るときもちゃりはしんどいやろなあと思う区間です。

高速道路にこんな専用バス停まであるんですね。

 

しかししんどい!足がしびれてきた。そもそも私、運動音痴だし筋力もない(つかない)体質なんですわ。なのにこんなことやってる矛盾・・・

運動音痴でもチャリぐらいは乗れますが、体力はないなあ。

 

しかし景色はめっちゃいいですよ(^^♪

高速入口あたりの坂がきつかったー。なんとか登り切りました。

 

峠を越えると福良の街です。昔泊まったことのある民宿。ここの晩御飯すごかったですよ。

 

福良の商店街を走り抜けます。昭和レトロな雰囲気さく裂。

 

12:30 福良

そろそろ昼飯です。サイクリング中は地元の店でしっかり食べるようにしています。スマホで探したこのとんかつ屋さんにしよう。

ところが満席でした。残念。

では、ちょっと戻ってこちらの店へ。

喫茶はっぴいさんです。

 

店内は天井が高くいい感じ。地元の方がくつろいでいました。

 

席についてメニューを検討します。さっきとんかつ屋さんに行こうとしたので、とんかつ定食に決定。ママに注文します。

 

なんと!伝説の女優夏目雅子さんも来られたんですね。驚き!

昭和59年ということは、ちょうど40年前ですな。しかもこの席に座ったらしい。カーテンも一緒です( ´∀` )

雅子さんと相席できるとは、光栄です。

とんかつ定食がやってきました。結構分厚いですね。さすが福良、たこの酢の物もついています。嬉しい!

定食おいしかった。しっかり食べて満足です。なかなかいい店だった。また来よう。

 

ここからは国道28号で北上し、賀集の街から玉ねぎゾーンを南下していきます。

なんでもない交差点を曲がる。

海へ向かってひたすら緩い下りなので、ほぼ漕がなくても進んで楽です。

海が見えたら、妙に低い位置にあるレトロ薬局の角を東へ曲がります。

ここから東へ向かって坂が始まりました。しかし激坂でもないです。この閑散区間にもコミバスが走ってますね。

多分輪行もさせてもらえると思いますが、リタイヤしてお世話にならないよう頑張りましょう。

 

高いところまで登ってきました。島南部は坂が多いので、調整しながら走らないとバテマス。これ、1日で島1周は相当キツイですよ。

 

海レベルまで下ってきました。向こうは沼島。

 

ここから20kmほどはひたすら海沿いの無人地帯です。ここでちゃりが壊れると面倒なことになりそうです。今日は風もないし天気もいいので快適に走ります。

 

周りに誰もいないので、スマホのアプリで嫁さんの若いころの写真などを表示しながら音楽を流して走行。


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上田正樹氏の曲を聴きながら・・・

発売は私が中学時代で、当然曲も知ってますが、今の年になって聞くとこの歌声シビレルわあー。ほんまタマラン。

 

海にも降りましょう。

今日より若い日はない!撮れるときに撮っておく。

 

14:30 とにかくひたっすら延々と東へ走ります。

 

15:20 海沿い区間の終わりが来ました。

 

ここで道路は海岸から分かれ、由良までの間は山越えになります。かつては海沿いに道路があったそうですが、地質的に相当な難区間だったので、昭和30年代に山間部を通過するこの道路を築造したそうです。旧道の現況は、私も愛読している廃道の神が踏破レポートをされています。

https://yamaiga.com/road/tatikawa/main.html

 

ここから旧道が分岐していたんですね。

 

しかし、キツイ。さすがに手押ししていきます。

 

めっちゃしんどい。いつも坂なし区間ばかりを選んで走ってるので、これだけ坂があるのは初めてかも。疲労をごまかすため、しまなみスクイーズをグニグニしますが、やっぱしんどい。

 

けど、手押しでも20分で登れました。閉鎖された謎のパラダイスまで来ましたよ。

何度かアップダウンを繰り返し、とうとう最終の丁部です。

 

ここからは一気に爆走して下りました。あっという間に峠の終点に到着。所要時間は40分間でした。

 

喉が渇いたので道路沿いの自販機で水を買います。隣に食べ物自販機があるな。まだ売ってるんか?

・・・焼うどん食べたいんだけど。販売中止など書いてないから、売ってるのかもしれないけど、この自販機は相当古いはず。三木市の街角で放置されているのと同じモデルです。

コインを入れて、うんともすんとも言わなかったらオッサン涙目になるので、未練がましいけど泣く泣く諦めました。

 

これですべての難所が終わりました。あとは洲本を目指すだけです。気を取り直して北上します。

この一帯は戦時中の要塞ゾーンです。旧道の橋は、おそらく日本軍が作った煉瓦のアーチ、舞鶴で見かけたのと同じタイプです。

 

由良の街を通過。古い木造家屋が並ぶ漁村です。

 

じっくり見て回ると面白そう。既に閉店した銭湯が残されていました。

 

さあ、ラストスパートです。坂道は疲れましたが平地を流していると体力が復活してきました。

 

17:30 洲本市

有名なホテルニュー淡路の前を通過します。GWに入ってる人も多いのか、結構客が来ていました。

ニュー淡路を過ぎると洲本市街が見えてきます。列車の旅なら終着目前、ハイケンスのセレナーデと終着のアナウンスが流れる頃です。


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17:45 洲本到着

とうとう洲本に到着しました。朝9:30に出発し、17:45に到着。所要時間は8時間15分。途中ゆっくり休憩し、坂道を歩いたりした時間です。距離はスマホによると約80kmでした。

これで一応アワイチ完走しました。暑くなる前に完走できたので良かったデス。これがクソ暑かったら、無理かも知れません。走行ログはこうなってます。

洲本から南に向けた円がちゃりのコースです。※オムライスおじさんには寄っておりません(笑)

 

アワイチ南部ハーフのポイントをまとめます。

・坂3か所がなかなかきつい

うずしお展望台付近、阿万付近、そして由良からモンキーセンターまでの間は峠です。走った感じとして、時計回りの方がいきなり登りなのできついのでないかと思いました。折りたたみ自転車は、虚弱体質のワタシでも走れたので、無理ってわけでもないです。キツイ坂は手押しすれば大抵30分程度で登り切れます。

・由良以南30kmは何もない

食事はほぼ中間にある福良の街が店も多く便利です。ただ、由良から沼島の土生港間の約30kmはほとんど人家もありません。飲み物とおやつは携帯しましょう。

・北部ハーフよりはしんどい

北部は距離が約100kmと長いですが、ほぼ坂道なしで楽です。よって、南部は当然北部よりきついです。

・景色は絶景

モンキーパークあたりの和歌山方面の海や、沼島の眺め、鳴門大橋など、素晴らしい景色を見ながらサイクリングできます。

・1日でアワイチ完走はどうなのか

ミニベロではきついっすねえー。150kmなので走りっぱなしになるし、観光どころでなくスパルタ走行になってしまいます。ミニベロなら福良で一泊をお勧めします。

 

こんなところでしょうか。疲れた疲れた言ってますが、その瞬間だけであとはさほどでもありません。体力のある人なら平気レベルと思います。

これでアワイチステッカーをチャリに貼ることができます。まあ、こんな方法もあるってことで。