先日、アマゾンでこの本を購入しました。
昭和レトロな本は多数刊行されていますが、
誰も注目しないような建築物や工作物がテーマで、
10年後には消えている景色を撮影した写真が満載です。
なかなかの良書で気に入りました。
この本と同様に、私もできるだけ誰も注目しないものを記録していこうと思います。
昨日の雨が上がり、今日は晴れるとのこと。
早起きして自転車で出発します。
いつものコンビニでコーヒーを購入。
寺家町の桜が開花しかけています。
日曜早朝の寺家町商店街。ひっそりしています。
世界中の路地を旅しまくってる車がいました。
うちの実家の私道まで写ってたからね。
勝手に入ったやろ!と怒るつもりはありません。
ググるマップは死ぬほど使ってるんで、
むしろ感謝、拝んで金払わなあかんぐらいですわw
今日は晴れるそうですが、向こうの空は暗い。
明姫幹線で高砂市へ入ります。
見慣れた鉄塔下を南へ走ります。
工場のコンクリート製の万代塀です。
昭和40年代の街並みによく見られた塀です。
わたしの実家近くの工場沿いにもありましたが、
工場は撤退し宅地化され万代塀もなくなってしまいました。
コンクリート舗装の道路。
これも珍しくなってきました。
加西市の北条町付近の県道もコンクリ舗装でしたが、
20年ほど前にアスファルトに改修されたました。
ここは旧国鉄高砂工場への引き込み線をくぐるガードです。
山陽電車荒井駅そばの倉庫が建て替えられています。
解体前の倉庫は旧陸軍工廠のものだったらしいです。
時代の流れですね。
この前にあった貴重な国鉄貨車、しかも白帯付きの高砂工場配給車は
とうとう撤去されてしまいました。
以前も訪問した荒井駅はレトロなストラクチャーです。
この地下道の猫背な形がいいいでしょ。
駅舎も木造上屋で、建具も木建で渋い。
高砂町のアーケードは有名ですが、
同市内にはほかにもアーケードらしきものが存在します。
そのうちの一つがこちら。
酒屋の前に設置されています。
そしてもう一つあります。
アーケードと言っていいのか?
こちらは普通の路地にいきなり出現します。
食料品店らしき店舗の前のようです。木造で味わい深いですね。
この診療所も閉鎖されてからかなりの年数がたちます。
典型的な昭和40年代の診療所。
子供のころからあるスレートの工場。
錆びたスチールサッシュにパテ止めの型ガラスが遠くなる昭和を偲ばせます。
こちらも別の工場の塀です。
この界隈は旧加古川の廃川敷を宅地化したエリアで、
私が子供だった昭和50年代は荒涼とした雰囲気が残っていました。
旧集落を外れると田んぼや畑の中にまばらに住宅があり、
町工場や土管置き場などカオスな施設が点在していました。
水路や廃車置き場もあって、子供的には非常に魅力的な遊び場でした。
しかし、夕方になると子供心には結構ブキミでした。
夕暮れ時に工場の終業サイレンがウーッと響き渡ってね、
家に帰ると妖怪人間ベムの再放送をしてるしwww
今は田んぼや畑も宅地化され、あの寂寥感漂う街が懐かしかったりします。
これもマーケット跡。
1階のうどん屋さんはばりばり現役で営業されています。
さらにもう1か所。
こちらは県営住宅前にありますが、既に閉店している感じです。
10年後には消えているかも?な景色を巡る旅もそろそろ切り上げましょう。
加古川の土手でコーヒーを飲んでちょっと休憩。
その後、あぶない刑事を見てから、家に帰りました(^^♪