総社は古くからの宿場町であり、渋い街並みが残っています。
東総社駅前の駐車場から出発です。
ここから南に下れば、古い街並みに入ります。

国鉄時代に建築された東総社の駅舎も今となっては昭和40年代を彷彿させて
良い感じです。
早速現れた元映画館。


正面側が映画館らしき風格を残しています。
現在は何かの倉庫に使用されているようです。

かつての町の文化の発信地。
個性的なビルの角を曲がると、古い街道です。





しかし、殆どの店舗は廃業しているようです。

なんてことはない昭和40年代建築の事務所ビル。
妻面の連窓窓は階段室でしょうか、
スチールサッシがかっこいいです。

玄関扉は木製。右袖の玄関灯も懐かしくてよい。

こっちはJAだったかな?

もと自転車屋さん。BSの看板付きです。

旧道は分岐して、左は伯備線の総社駅、右は高梁川のたた井方面に向かいます。

純喫茶アルビオンは閉店しているのか微妙。

やってるのか、閉めてるのかわからないが、一度お邪魔してみたい。
しかし玄人向けであるのは間違いない。
一人なら突撃ですが、今日は奥さんと一緒なので止めときます(-_-;)

昼飯はこちらにしようかと向かってみると、なんと休み!


ちょっと走って、イタリアンのチッチョにしました。
ボリューム満点のランチで大満足。

腹ごしらえ後、再び周囲を散策。
これは市営住宅と思われますが、結構凝ってる建物です。
平面がデコボコしており、オフセットした中央部が3か所連続します。

採光上の配慮でしょうか?

増築で手を加えられてるようですけどね。
もう人は住んでないようで、そのうち解体されそうです。

更に走っていると、明らかに違う空気をもつ建物に遭遇。
これは絶対映画館ですわ。


後で知りましたが、やはり映画館跡とのこと。
この小さな町に2か所も旧映画館が残っているのはかなり珍しい。


戦後の建築で、昭和40年代には閉館したそうです。
ポーチの照明器具はオリジナルでしょう。

なかなか見ごたえがありますね。
この食堂も気になりますねえ。既に廃業のようです。

路地沿いの車庫にはカリーナEDが!
グリル内にフォグランプが仕込まれた後期型です。
90年代は大量に走っていました。
今見ると、スーパーホワイトⅡのボディーカラーにシルバーのサイドモールが
すごくカッコいいです。さすがエキサイティングドレッシー。

廃食堂を見ながら旧道を走ります。

レトロ渋いコーヒー豆屋さんの豆LAB。

家の持ち帰り用に豆を購入しました。

築100年以上経つ古い診療所を改装したそうで、奥の柱にはなんと米騒動時の刀の傷が残ります・・・
すごすぎ。

店内でおいしいコーヒーをいただくこともできます。

ゆっくりコーヒーを飲んで休憩した後、再び散策。





これは初めてみたカナダドライの看板。

旧総社警察署。登録有形文化財です。
現在は総社市街角郷土館として利用されています。

そして最後に絶対見たかった建物へ向かいます。

6軒長屋らしいですが、実に面白い立面です。


なぜこんな変わった作りなのか?
内部はどうなってるのか?興味が尽きません。
既に空き家となっていますが、一度住んでみたいなあ。

そして東総社駅に戻りました。
駅では首都圏色のキハ40系の交換風景が見られます。
これは昭和52年のままの光景ですね。

夕暮れの中去り行くキハ47。

この後、足守で酒を買ってから、津山の旧車友達のおっちゃんちへ
米をもらいに行きました。
総社はなかなかいい町で気に入りました。また伺います。