レオの趣味生活 加古川ガレージ日誌

折りたたみ自転車の散歩がメインです(^^♪

折りたたみ自転車で兵庫→九州を目指す旅 完結編

8:00 小野田線妻崎駅を出て、踏切を渡って西へ。

8:20 長門本山支線の分岐駅である雀田に到着。

この駅は1988年10月に訪れて以来です。

まるでNゲージのような分岐駅。

昔は貨物列車も走っていたので、

待避線の名残か、本線が微妙にカーブしています。

 

駅前のうどんやちびも気になりますが、今はまだ開店前。

本山支線沿いのこれまた古い道を流す。

道沿いにはかつての商店跡らしき建物が並び、

炭鉱があった当時に栄えた形跡が見られます。

8:35 長門本山に到着。


1988年当時に来た時と同じく、

閑散とした雰囲気はありますが、当時よりこざっぱりした感じがします。

 

1988年10月の写真。

私は高校2年でしたがこの時乗った夕暮れの本山支線は

何とも言えない寂寥感で非常に印象深かったです。

しばし時間の経過を味わってから出発します。

 

ここからは海沿いです。

既に九州が見えてもいいはずですが、

今日は曇っていて見えません。

 

右に旧道があるので入ります。

ストビューで見た閉店した雑貨屋にあるスバルのたばこ看板は既に撤去されていました。

あの右手にある建物も気になる。元旅館か?

アラレちゃんの口の理髪店もインパクト大。

小野田市街で見かけた石造りの建物。

隣に別棟があり、渡り廊下があった形跡があります。

なかなかの建物ですが解説板もなく用途が不明です。元銀行かなあ?

 

個性的な玄関ポーチの庇。

 

旅館鉄橋荘。

ネーミングがグッドですね。酒飲んでここで泊まってみたいなあ。

 

有幌川を渡ると、対岸の工場には大規模なレンガ倉庫が見えました。

2棟あるようです。

 

9:20 干拓地のような道を抜け、神社前で休憩。

なんだか誰かに見られてる、と思うと、

キノコが多数生えてます🍄

小集落の三叉路には今でも現役の電話ボックスとバス停。

こんな何でもない風景が大好きです。

 

9:30 厚東川の土手に出ました。

天気が晴れてきて暑いです。

しかし初夏の空が気持ちいいなあ。

 

山陽道をくぐり、国道190号に合流。

ここから小さな峠を越えます。歩道があるので

特に危険な感じはありません。

しかし頂上付近で「パリーン」と何かが割れる音がっ!

「なんか壊れた!?ヤバい!!」と焦ってると、

路上に誰かのスポーツグラサンのレンズ片側が落ちてます。

しかもFILAのエエやつ。

もしかして、ここで誰か、死んだんか!?

とりあえず気にせず出発。

 

10:10 引き続き190号を流し、埴生の集落を抜けて、

立ち寄りポイントのドライブインみちしおに到着。

ここで名物の貝汁を食べるんですわ。

店内はこ綺麗で残念ながら場末風味はありません。

タッチパネルで注文します。

せっかくなので天ぷら定食を選択。

汁は貝汁がついてます。

しばし待って料理がやってきました。

貝汁はたっぷりあさりが入ってますね。

早速貝汁をいただきます。

当然貝のだしがしっかり出て、うまいです。

おっさんになると尚のことこういった飯が旨い!

天ぷらもサクサク熱々でうまかったです。

 

飯を食べて、ゆっくり休憩してみちしおを出発。

さて、ラストスパートです。

ここからは高校生時に行動範囲だったのでよく知ってるゾーンです。

アジサイを見ながら田んぼの中を進んでいきます。

国道2号に合流し、まったりした街道を走っていきます。

バイパスが開通しているので、交通量もさほどでなく静かです。

個性的なファサードの木造民家が売りに出ています。

元商店かな?

 

木屋川を渡ります。下関市街が近い。

 

11:10 かつて西市まで至っていた長門鉄道跡を通り、小月駅前に来ました。

駅前は昭和63年当時と変わってない感じです。

昭和感がすごい。ゲロシブ!


けど、激ボロでもない。それなりに生きてる感があります。

商店街のアーチがいいですねえ。

 

木製電柱には今でもワームの看板ですよ。

その下には歩きながらのムダ話を禁ずる看板www

ムダって言い切るとこが凄い。

 

スバル協力工場や煉瓦屋敷、昭和の初めの石橋などを通過。



この踏切を渡ると、かつて私が住んでいた長府の街です。

11:40 長府駅は知らない間に高架駅になってます。

私が住んでいた平成元年ごろはまだ平屋の駅で、

駅前ロータリー右端に旧路面電車終点の車止めらしきものも残っていましたが

すべて消え去っています。(撮影してないのが残念)

 

長府商店街は、店が減った気もしますが今でも人が多く、

それなりに賑わっていますね。

12:05 そして、やっと私の住んでいた長府の社宅に到着しました。

ここは関門海峡沿いの高台にあり、しかも一番海側の5階に住んでいたので、

非常に景色のよい住宅でした。

これで、高校生のころに「いつか実家のある高砂市までちゃりで行ってやる」と

誓った夢がとうとう叶いました!

もっと早くにやってればよかった気もしますが、

この歳になって実現できたのは、糖尿病と言われちゃりを再開し、

スマホでナビができ、輪行しやすく軽量で高性能な折り畳み自転車が

開発されたことが大きいです。

行程は何段階にも分けましたが、

全区間を自走で、走りたかった旧道を経由してとうとう到着しました。

 

しかし、ここに住んでいただけに遠くに来た感は、ないなあ(-_-;)

 

一応目的地は私の一番好きな駅の門司港駅としているので、引き続き終点を目指します。

関門橋を目指して国道9号を走り、関門人道トンネル入り口に到着。

海の向こうはもう九州です。

 

12:30 通行料の20円を払ってトンネルを手押しして抜けます。

ちゃりで九州に上陸!

門司港の倉庫前でちょっと撮影。

じっくり回るともっと面白いものあるんですがね。

 

13:00 最終目的地の門司港駅に到着!!

お疲れさまでした。

早速チャリを輪行袋に入れ、撤収します。

九州の滞在時間は15分でした(;^_^A

門司港からは、当時と変わらない415系電車に乗り、

門司で下関行に乗り換え。

関門鉄道トンネルを通り、

下関で115系普通で新山口まで戻りました。

さすがに電車内では少し眠りましたが、まだまだ元気です!

 

15:50 新山口に止めた母艦、ハイエースに帰着!

自転車を積み込み、着替えて帰る準備です。

旅はまだ終わってません。今から400キロを車で爆走します。

 

そのまま帰るのもなんなんで、ちょっと寄り道して、

ドライブイン長沢で自販機うどんを食らっておきます。


今日も自販機うどんがうまい!

 

その後、山陽道に入り、玖波PAで一度トイレに行った以外は

ぶっ通しで走って加古川まで帰りました。

自宅には21:00に到着。

 

我ながら異常に元気やなあとは思いますね。

25歳の時と変わらんやん( ´艸`)あとでガクッとくるんか?

 

そんな感じで、32年来の夢だった九州を目指す自転車旅は完結です。

めっちゃ楽しかった。道も街並みすごい良かった!

ぱっと思い出すだけでも西大寺、庭瀬、笠岡、松永、

三原、竹原、呉・・・もうなんぼでもエエ町あるわ。

 

これだけ長い間の夢を達成してしまうと、

どうなってしまうのでしょうか。

いきなりジジイになったりせんやろな、

そのためには次の目標探さないとダメです。

手始めにビワイチ、アワイチ?四国お遍路旅も行きたいし、

いや、もっかい山陽道の今度は町巡りしたい!などなど、

旅への思いは尽きませんです。