しばらく休止していた、折りたたみ自転車で九州門司を目指す旅7日目です。
長女も高校に合格し、長男の中学入学式も終わったので
奥さんに懇願して1日遊びに出掛けさせた貰いました。
今までの記事はこちら。
今回は、金曜日の夜9時に自宅を出発。
行程をいろいろ考えた末、車で行くことに決定。
徳山駅に車を駐車し、JRで柳井まで輪行移動してスタートすることにしました。
山陽道を350km一人でひた走り、徳山駅西前の徳機駐車場に1:15到着。

予定通りの時刻です。
大好きなスムースジャズを大音量で聴きたので全然眠くなりませんでした。
ブライアンヒューズとブライアンカルバートソンはホント外れ曲ないわ、最高。
今回の旅のテーマ曲はこれです。
駐車場に着いたら、ハイエースのベッドで速攻仮眠。

徳機駐車場は夜間の出入りもなく、非常に静かでした。
トイレもあり便利です。
6時発の上り電車に乗るので、5時過ぎに起床して準備開始。

外は既に明るい。
室温は16度で熱くも寒くもなく快適です。
けど、外は9度ぐらいの模様なので、マウンテンパーカーとフリースを
着込んで、ちゃりをかついで駅へ向かいました。

早朝の山陽線115系はガラガラ。

この115系は私が下関で高校生だった1988年当時に走っていたものです。
あの頃の電車がまだ走ってるのはうれしいですね。
■柳井駅から西へ
半年ぶりの柳井駅に6:40到着。駅前でそそくさと準備し出発します。

天気は快晴かつ無風、気温10度ほどでまさにサイクリング日和。
ここから主に旧街道を走り、誰も注目しない建築、土木工作物、古い車やモノなどを記録していきます。
早速刺激的な建築物を発見。

専門学校かな?いまもやってるか不明。
裏道へ入ります。水路に沿って西へ向かう。

水路沿いには木造の渋い建築が並びます。

この枯れたツタがええんですねー
石橋登場。中国地方は石橋が多いなあ。

いつのころのものか?戦後ではないでしょうね。
こちらは人間一人幅のトラス橋。今は使ってない模様。

この橋も石の橋脚です。

出発直後ですが、とりあえずセブイレに寄って朝ごはん。

サンドイッチとコーヒーをいただきながら、
スマホでルートチェックします。
事前にストビューで徹底的に調査してるので、
よっぽどのことがない限り予定の道で進みます。
何の変哲もない山陽線沿いの街道。


この地味な景色がこの上なく好きなんですわ。
ストビューで見ていた神社に到着。

立派な狛犬が迎えてくれます。

由緒正しき神社のようですね。

参道を山陽線が突っ切ってるのもローカルで面白い(^^♪
■熊毛郡平生町付近
南下してきて、街道沿いの常夜灯です。

これもこの旅でよく見かけました。
徒歩時代の旅人への道案内でしょうか。
私も人力移動者なので、常夜灯を目指して進みたいと思います。
旧街道の三叉路にある味わい深い建築たち。


かつては商店だったと思われます。
今回の旅の目玉スポット、平生町大内川の石柱群です。

なんですかね、これは?


古い水路内にたくさんの石柱が立っています。
建築物の基礎だったような感じもするけど、
あえて水路上にせり出させた理由がわかりません。
再び旧街道を爆走。

軽トラが溶けてます。古いキャリイかな?

児童公園の桜は満開。

なんだか不気味な古い煉瓦塀。屋敷跡っぽい?

敷地は暗い竹藪になっており、(。´・ω・)?です。
この建物も何だったんでしょうか?

門扉アーチに照明がついてる。
医院?それとも集会所跡か?
■南周防大橋
あの橋を渡ります。ちょっと行き過ぎた。


快晴で左は海が見えてすげー気持ちいい、
と思ってたら橋の段差でチェーンが外れました。
慌てずビニール手袋を出してさくっと復旧です。
桜の咲く山からベルトコンベヤが出ています。

かつて須磨にあった土砂搬出コンベヤと同じものですね。
ホーロー看板発見。

セキネ自転車の看板かな?
この廃屋は元自転車屋だったんでしょうね。
■国道188号線
ここから海沿いを走り、梶取岬を経由します。
JR沿いの内陸側、田布施経由はアップダウンを繰り返すようなので
こちらを選びました。

海沿いの10キロ程度の区間は歩道がありませんが、
交通量が少なく、1分に1台通る程度なのでさほど危険な感じでもなかったです。
何より無風の晴れた海沿いを走るのはムッチャ気持ちいい!
■光市室積
時速20キロ程度で流して、室積の街に到着。
海沿いで休憩します。

海沿いで旧車発見。あれはローレルかな?

室積の集落内。おしゃれな店が見受けられます。

古民家を改修した食堂からおいしそうな香り。
ランチの仕込みの最中ですね。
延々と続く松林に沿って北上。

■光市内
光の街中を走ってると、廃墟風味の建物にブル510が
突っ込んでる?

保管なのか、放置なのか不明です。
西へ走ると日鉄ステンレスの塀にぶち当たります。

この古く質の悪い感じ、なのにごっついコンクリート塀は
絶対戦時中のものやろ、と思い、
家に帰ってから調べると海軍工廠跡だったようですね。
こちらの橋も、元軍用引込線の跡らしい。

どうりで廃線跡っぽいと思ったわ。
光市は戦時中に相当発展したようで、渋い建物が残っています。
既に閉めはってるけどこの時計屋もいい感じ。

光駅前通過。こ線橋が昔のままです。

時刻は9:20。ちょっと遅いかな。
ピンぼけだけどあれはダットラやな。結構好きなクルマです。

昭和59年ごろまで結構走ってましたね。
西部警察で破壊されてるのも見ました。
小学生時代を思い出すわ。
■下松市内
下松市に入り、今回のポイントである日立車両の引き込み線踏切です。



このような専用線はほとんどなくなりましたね。
こんな幹線道路の専用線踏切自体が絶滅寸前です。
地元の高砂市内にも多数引込線がありました。
三菱製紙の引き込み線はショッピングモールの中を
突っ切ってましたからね。ある意味すごい光景でしたよ。
下松市内も渋い建物が多いなあ。



街はずれで川を渡ります。向かいの山には満開の桜

走行中、ギョロ目でこっち見てくるヤツがいるので、
見返すとコイツでした。

マツダT2000。子供のころ怖かったヤツや!
櫛ヶ浜駅の北を通ります。

ここは岩徳線の分岐駅です。
もともと山陽線の代替線として建設されたので、
ローカル線なので長大なホームがあります。
駅構内のストラクチャーも昭和のまま!

■徳山市内
ちんたら走ってたら、10:30に徳山に着きました。

まだ中間地点まで行ってない。
予定より30分ほど遅れていますが、まあなんとかなるでしょう。
暑くてマウンテンパーカーを脱いでリュックに入れていたので、
一旦ハイエースに寄って、不要な荷物は降ろして行きます。

腹も減ってきたしどこかで昼飯たべたい。
出来れば旧街道沿いのひなびた食堂で、黄色いハンカチの高倉健みたいに食べたいなあ。
とりあえず前半はここまで。明日以降後半をアップします。