いまだシツコクやってる山陽道自転車の旅です。
↓前回の記事
次回は11月ごろにやるつもりでしたが、
気になってしゃーないので
仕事が休めるうちに行きます。今回は広島駅から。
行程は、最も交通コストが安く、かつ時間が有効に使える方法を練りだしました(*'▽')
22:10 木曜の夜に自宅をハイエースで出発。
深夜の山陽道を走って西へ。さすがに1日働いた後なので眠い。
途中のPAで休憩すると眠気は覚めました。
1:00 JR三原駅高架下のタイムズ駐車場に到着。
距離は自宅からきっちり200キロ。所要時間は3時間弱。
前回と同様ここで仮眠。コールマンとモンベルの寝袋併用で
全然寒くはありません。
頭上を通過する深夜の貨物列車の音が旅情を盛り上げてくれます。

この駐車場は高架下で、屋根があるのでなんとなく安心できます。
広島まで運転するのはしんどいし、多分駐車料金も高いので、
ここから始発のJRを利用する行程にしました。
5:48 山陽線始発に乗車。6両編成の最後尾に乗ります。


6:58 広島駅に到着。
駅前で自転車を展開して出発。

平日なので、皆さん通勤通学でピリピリしてますね。
天気はほぼ快晴。風が予報どおり南向きで追い風です。
気温は12度ぐらいかな?半月前の30度と違いかなり寒い。
撮れなかったけど、元神戸市電が走ってましたよ(^^♪
7:40 原爆ドームを見学。

高校生2年の時以来の訪問。
こうやって、のんきにサイクリングできる平和な世の中に感謝します。
ここから市街地を適当に抜けていきます。
国道は危ないので裏道を爆走。
通学の高校生の自転車が多いしめっちゃ爆走してる。
広島の日常朝の光景ですな。
途中、山陽本線と並走していると、下りのコンテナ貨物列車がやってきました。

これぞ私の自転車旅のイメージです。
ひたすら山陽路を西へ向けて走るコンテナ列車。
国道2号線と並走しながら赤茶けた古い街並みを抜け、
瀬戸内の海に沿い、山のトンネルをくぐり、田園地帯を寡黙に走りつづける。
むちゃカッコエエ。
EF65ー0番台の地味なコンテナ列車のイメージですね(^^♪
とうとう道路標識に下関が出てきました(^^♪

9:00 宮島口駅に到着。

宮島までやってきました。
ここで一旦休憩します。

コンビニでコーヒーとパンを買ってフェリー乗り場で朝飯です。
やっぱセブンコーヒーはうまい。
再び西を目指して出発。
砂浜に降りて休憩も兼ねて撮影します。


走っていると、早く次の目的地に着かなくては、と焦って
飛ばしてしまいます。
けど、これは「自転車散歩」が目的なので、
常にゆっくりを意識して走ります。
だから旧道があれば躊躇なく入ります。
寄り道してナンボの旅ですから。

旧道沿いのストラクチャーを記録する旅です。

しかしちゃり旅は地域密着感がすごい。
その場に露出していますからね。
バイクもそうですが、スピードが違う。
キンモクセイの香りがローカル感を増すわ。
大竹市街を通過。街角にはヤング美容室。

ええネーミングなあ、ヤングって。味がある。
閉まってんのかと思うと、営業中って書いてるなwww
この橋を渡るとおいでませの山口県です。
ついに来ましたぜ、山口県。

いやー、自走で山口まで来てしまいました。
高校生の時、いつかは自転車でここまで来たいと思ってたのが実現です。
これも高性能な折り畳み自転車と輪行袋、そして事前情報が得られる
スマホとネットのおかげです。
橋を渡ると岩国市内です。

喫茶ロロ。昭和感があってええなあ。
10:30 岩国駅到着。

岩徳線のキハ40が待機しています。
岩徳線は1989年に乗りました。当時はキハ20でした。
確か呉線と同じで、途中駅で長時間停車してくっそ長かった印象があります。
さすがに岩国に来て錦帯橋は外せないので、遠回りになりますが寄ります。
市街もええ感じ、じっくり回ると面白いやろなア。

このRC3階建てビル、実はめっちゃカッコエエと思うんやけど。

階段室の明り取りブロックなんて最高です。
ところで市内を走っていると、左足がつりそうになりました。
まだ45キロ程度なのでさほど疲れてないはず。
あんまり無理しないほうがええかも。
11:00 錦帯橋に挨拶します。

ちなみに当然ですがちゃりは渡れません。
写真撮影してすぐに出発。
ここからは旧道が少なく、国道本線を走りますが、
ポタリングにはあんまり向かないですね。


車が来るとやっぱり怖いし、車の通過音だけでも結構疲れる。
幸い交通量が比較的少ないのでまだましですが。
藤生駅前。周囲の橋は石橋が多いようです。

元雑貨屋。


コーラの看板はホーロー製でないので、
サビやすいようですね。残ってるだけましですけど。
思ったほどエゲツナク古いものはありませんが、それでも旧道は楽しい。


通津駅舎。幹線駅舎にしては小さいなあ。もしかして短縮化されてるかも。

えっらい細い鉄パイプ製橋脚の個人宅へ向かう橋。

酔って夜に渡ると私は絶対はまる自信あります。
そろそろ腹が減ってきました。
スマホで店を探すと、よさげなすし屋を発見したけど、家族に悪いなあ。
ちょうど道の駅があったので、ここで飯にします。

道の駅は綺麗な建物で、旅人も安心できますね。
食堂で天ぷら定食をいただきました。

運動しているので、しっかり養分を取らないといけません。
ゆっくり休憩して出発します。
今日は70キロ地点の柳井駅を目的地にしています。
無理すれば1日130キロは走れるとおもいますが、
80キロを超えるとしんどいしつらいだけになってくる。
更に時間的にも遅くなりすぎるので、70キロを目安にしています。

昭和42年の渥美清が国鉄車掌に扮する映画「喜劇急行列車」で、
さくらが西へ向かっているシーンの位置です。

※2021年11月6日現在、youtubeで無料公開されています。
しばらく山陽線と並走します。
けだるい秋の昼下がりの瀬戸内海と、
ゆっくり並走して西へ向かう山陽線の列車・・・・
この曲と同じ感じ。
大島大橋が見えてきましたよ。


今日は自転車で自走です。

多分二度と来れないので、できる限り記録していきます。



柳井港駅前を過ぎると、柳井の街です。

柳井も古い町ですね。
なぜか結構な規模の飲み屋街を抜けると、
伝統的建造物群保存地区でした。なんで飲み屋が多いんやろ、企業が近い?

柳井駅東の空き地にある煉瓦構造物を見に行きます。


かつて鋳物工場があったらしく、その溶解炉?だけが残されているそうです。
耐火煉瓦の味わいがすばらしい。
その後、市内をちょっと散策してから駅に向かいました。
14:15 柳井駅到着。

今のところまだ走れそうですが、次の要所となると光市なので、ちょっと遠い。
予定通りここで切り上げます。
駅で時刻表を見ていたら、下りの115系普通電車が出発していきました。
なんと次の電車は1時間後!30分ヘッドじゃないのか!
しゃーないので時間をつぶすことにします。なんかないかな・・・

あった!激渋喫茶。
ここでコーヒーをいただきます。

店内は地元のバアサンがくっちゃべってました。
なんちゅか、「個人の家感」がすさまじかったです。
異常に広い便所内で着替えてさっぱりしました。
駅前で輪行準備し、過去の繁栄を忍ばせる長いホームで電車を待ちます。
EF58が引く旧型客車12両編成とか似合いそう。
15:15の下関行普通列車に乗車。


懐かしい115系のモーター音に揺られ、16時に徳山に着きました。

ここで新幹線に乗り換えます。

16:22初のこだまにのり、17:30に三原へ到着。

自転車を積み込んで出発し、帰路につきました。
帰りは道口SAで尾道ラーメンを食って晩飯とします。

そして延々と山陽道を走り、20時半に自宅へ無事到着しました。

今回の走行距離は、グーグルマップ上で約86キロ、
意外と長かったけど、追い風だったのでさほどしんどくはなかったです。
散歩気分でも山口県まで行けるもんですね!(^^)!
門司港まではあと130キロなので、2日で行けそうです。
ただし、出発地が家から遠いので交通費と時間がかかる。
次回はどうするか、車を使わずに徳山まで新幹線使用かなあ。
1泊2日で小郡あたりで宿泊し、門司を目指すのが一番効率的な気がしますが、
丸2日家を空けるのはちょっと気が引けます。
いずれにしても、今年中には門司まで到着し、
高校生からの目標を達成したいと思います。
以下、諸経費の自分用記録(費用は記憶だけなので概算)
・高速代 姫路西ICー尾道IC 2,740円(夜間ETC割引)
・JR運賃 三原ー広島 1,320円
・JR運賃 柳井ー三原(徳山経由、特急料金含む)5,940円
・駐車料金 三原駅タイムス 900円
・高速代 福山西ICー姫路西IC 3,780円
・ハイエース往復ガソリン代 5,000円/31.8l/400km
計 19,180円
※食事、土産代除く