20歳代のころ、こんな地図を作りました。
「実家の高砂市から下関までチャリンコで行くマップ」です。
1999年7月31日、まったく勉強せず1級建築士試験を受け、
その鬱憤ばらしに作ったマップですwww
下関は、高校生の時、親の仕事に都合で一時的に高校を転校して住んでました。
青春18きっぷで鈍行で8時間かけて何度も往復した山陽路は
特別な思い入れがあるんですわ。
山陽路の旧道を、昭和を記録しながらヘロヘロ走りたいんです。
ところでいつ完走するのか、って?
根性ないし、2000年に岡山県の金光駅まで言って以来、進んでないですわ。
マップには、99年7月の灼熱の中走った記録が生々しく記載されています。
とにかく暑くてしんどかった。
終点は、下関に住んでいた当時に、
累計距離は地図上で520kmです。
また、裏面には当時の持ち物が記載されていますが、
現代よりぜんぜんアナログでしたね。コンパスとか書いてるしwww
(デジカメは2003年に書き足したもの)
更に詳細な計画書もありました。
20歳代に作った行程なので、かなり無理な計画ですね(;^_^A
夏場にバーナーとコッヘルはいらんやろと思いますが・・・
また、ネット普及直前のため、宿の検索等の情報入手や、輪行袋の入手など、いろいろ苦労していたようです。まあ当時は独身で暇だったですね。
実はこのマップがずっと気になってます。
細切れでもいいからちょっとづつ進んでいきたい・・・
その関係で、先日赤穂まで仕切り直ししたんです。
で、思い立ったら吉日、赤穂から西へ向かうことにします。
※前回記事はこちら
今回は、折り畳みの特権である輪行と、自動車も使います。
かつ、世帯持ちなので時間制約があります。
天候を見ながら最小限で使える時間を見極め、
朝方3時半に車で自宅を出発し、
日の出と一緒に赤穂から岡山までサイクリングすることにしました。
車→自転車→輪行で戻る→車で家に帰る、
赤穂から岡山までは超ゆっくり走って5時間程度、
これなら昼までに家に戻れます。
ただし次回以降は岡山出発になるので、
新幹線輪行と1日仕事になるんでしょうけどね、
金目よりも時間確保のハードルが高いなあ・・
ほんで当日、ちゅうても今朝ですが、
3時半に起き3時45分に自宅を出ました。
天気は無風、曇ってますが雨は大丈夫ぽいです。
バイパスを爆走し、山陽道経由で赤穂駅前に4時45分に到着。
あらかじめ調べていた24時間コイン駐車場にハイエースを止めます。
自転車をセットし、出発。
赤穂駅前で記念撮影です。
まだ眠っている赤穂の街を抜けます。
結構寒い、気温18度ぐらい。
里庄までは一度走っているので、どんな道か実走済ですが、
何分20年以上前のこと、あの時よりは道路整備されてるはずですね。
夜明けの国道250号線で西へ向かいます。
鉄オタなので、鉄道施設はすべてチェック入れます。
天和の引き込み線は架線が撤去されていますが、
本線からの分岐が残されてるので
一応生きてるようですね。
ここから2本の峠があります。
1本目は大したことないです。
出発直後なので難なく攻略。
2本目がちょっとしんどい。
途中まで旧道がありますが、
本線合流後は歩道がないので道が危ないんですわ。
朝5時過ぎなのでほとんど車はいませんが、
土曜の朝は特に酔っ払い運転が多いので後方を注視します。
ちんたらと坂を上り切り、岡山県に入りました。
これでもう峠はありません。
赤穂線の高架をくぐります。
こちらのレストラン、先日家族で食べに来ました。
めっちゃおしゃれやしランチもおいしかった。
しかしコロナで今は休業中・・・
日生駅に着きました。記念撮影します。
こちらは99年の訪問時、この時よりも痩せた?やつれた?ようです。
コンビニでパンを買って朝食休憩。
サンバーまだまだ頑張ってるな。
天気はまあまあ、一応青空が見えています。
暑くはないけど湿度が高い。
この区間、歩道があったりなかったり、昼間はダンプが
多いので超怖いゾーンです。
片上に着きました。片上鉄道の橋台が残ってます。
廃止から30年以上たちました、はやいなあ。
このDLも現役当時は爆走してましたよ。
焼き物で有名な伊部の集落に入ります。
有名スバル案件ですね、
めっちゃキレイし町に似合うなあ。
ため池に沿って西へ。
向こうには新幹線、赤穂線、国道2号線、典型的な山陽路の風景。
醤油屋さんですね、渋い。
この農業倉庫の農協マークがええ感じ。
右手の鉄扉は燻煙室ですかね?
おさふねサービスエリアの裏手に回ります。
新幹線高架下に下津井の車両たちが寝ています。
超貴重な車両たちです。末永くこのままあってほしい。
2号線を低いトンネルでくぐって、南に向かいます。
激渋な消防倉庫発見。
文字が右から書かれています。戦前仕様。
吉井川べりにある備前福岡の集落です。
のどかで綺麗な街並みの集落ですね。黒田官兵衛とゆかりがあるらしい。
ちょっと油断したらポロっと吉井川に落ちそうな橋を渡ります。
吉井川沿いのクルマの来ない道。ムッチャ気持ちいい!
奇祭の開陽で有名な西大寺の街に入っていきます。
ここも今回の目的地のひとつです。
むっちゃ渋い町やけど、廃屋多いなあ。
空き家問題深刻ですね。
ストビューで見つけていこのドエライ洋品店は解体されていました。
文字が逆書き、いったいいつの看板やねん・・・
古い建築物が随所に残っています。
千年橋です。
素晴らしくレトロな町ですね。
そして、1962年に廃止された西大寺鉄道の車両に挨拶します。
ここは一度来たことがあります。
屋根付きできれいに整備されており良い状態です。
裏手には旧西大寺鉄道の本社社屋が残ります。
西大寺鉄道跡を西へ向かいます。
時刻は9時前、岡山駅には9時半についておきたいところですが、
間に合うかな?
百間川を渡り、ここからはグーグるマップ頼りに走ります。
県道がありますが車が多くて危ない。
裏道を探して西へ急ぎます。
水路沿いに走りやすい道があり、
そのまま旭川べりまで出ることができました。
岡山市街に入り、清輝橋にある私が最初にラビットを買った店「BOWL」跡に
寄ります。
店主の兄ちゃんたちは元気しはってるかな。
走行距離は60キロほどです。
まだ走れるな、このまま倉敷まで行きたいけど、
帰らないといけません。
駅までternを輪行袋に入れますが、
ええ加減に入れたらチャックが閉まらなくなって
えらい時間がかかってしまいました。
丁寧にやった方が早かったです。
そして赤穂線の電車を待ちます。
電車は2両編成の115系で空いていました。
今日は固定ベルトを持ってきたので、運転席裏の手すりに固定します。
隣の席で監視しながら播州赤穂までひと眠りです。
1時間ちょっとで赤穂につきました。
家には12時40分に着きました。まあ、エエ時間ですわ。
もうちょい走れるけど、これぐらいでやめとく方がええんでしょうね。
午前中だけでも好きな事させてもらえて、奥さんには感謝しています。
奥さん今日は仕事ですけどwww
早速次回の計画を練っていきたいと思います。