ラビットS301のトルコンオイルシール交換が無事に済んだので、
作業手順を忘れないうちにS601も交換します。
基本的な部品構成は301も601も同じです。
使用パーツは301と同じ、総本山謹製のトルコンオイルシールです。
事前にトルコンオイルを排出します。
ナットの掛かり状態を撮影しておきます。
キックレバーを邪魔にならない位置に引っ張っておきます。
トルコン取り外し手順は301と同じです。
ロクマルはキックギヤが装着されているので、
スナップリングプライヤーでスナップリングを撤去し
ギヤを抜き取っておきます。
タンク裏が濡れている、タンクからも漏れてるかも。
周囲が結構汚れています。洗浄が必要です。
オイルシールを引き抜きました。
左は301についていたもの、右は601から外したものです。
あれ?外側のオイルシールが301のと違う?
リプロ品かな?
601のパーツリストの図は301のと同じ形ですが、これはなんでやろ?
裏面には、山田さんリプロ品と同様にOリングも入ってます。
当時のパーツリストも当てにならへんけど。
とにかくこいつも交換です。
今回もシール本体が液体ガスケットで強固に接着されており、
無理やりに剥がしました。
ガスケットのかすを掃除して総本山オイルシールを装着し組付け完了。
601はクランクケース側にプレートが付くので忘れずに戻します。
整備したオイルシールユニットをクランクケースに組付けます。
一応密着面に液体ガスケットを塗っておきます。
トルコンユニットは今回も分解しました。
裏面のナット12本を外します。
そのほうが掃除もしやすいし、なにより組付けが確実にできます。
組付けはパーツをクランクシャフトに組み込んでいくだけです。
各パーツごとに切り欠きを合わせていきます。単にはめていくだけ。
難関は最後のフタですわ。
フタは、エンジン側の受けのお椀と合体するんですが、
受けのお椀のふちにある2つの小さなポッチへ合わせるのが結構シビアで、
見えない低い位置の作業であり、
受けのお椀が外側に引っ張られてしまい、
その結果フタが浅い位置となりクランクシャフトにキッチリハマりきらないようです。
そうなると最後のナットの掛かりが浅くなります。
コツは焦らず何度も嵌めることです。
フタを嵌めてクランクシャフトの半月キーの端部が
目視できればキッチリハマっています。
あとはキックギヤを戻しますが、
クランクシャフト歪み防止のため、ギヤは取り付けないことにしました。
続く