ラビットS301の整備の続きです。
動きが渋っているセンタースタンド周りを整備します。
本来グリスニップルからグリス注入すべき箇所ですが、
今回は全部ばらして清掃します。
まずは樹脂製のステップ撤去です。
1998年入手時の分解整備以来の取り外しです。
ゴムマット、ディマースイッチ、ブレーキペダルなどを外して、
サビたネジはサンダーで頭を飛ばします。
ステップが溶けても気にしません。
ステップが外れました。
リヤブレーキとセンタスタンドのスプリングを外します。
マイナスドライバーでこじって外します。危ないので気を付けて作業します。
リヤブレーキのシャフトは、センタースタンドのシャフト内を貫通しています。
左足側のボルトを外して抜きました。グリスが少ないですね。
右足側取り付け部には、プレーンベアリングがはまっているので、
モンキーで取り外します。
パーツカタログでは左足側にも同じものがあるはず(No.49)ですが、
ナンぼ見ても見当たりません。なぜ?
↑左足側。右と違って面取りがないけど、これがそうなのか?
外れる雰囲気ないんやけど。
とにかく、右足側のベアリングが取れるとセンタースタンドが外れます。
なんだかよくわからん構造ですね。
外したスタンドやブレーキシャフトは清掃して、グリスをたっぷり塗り付けました。
合間にリヤブレーキスイッチのメンテもします。
リベットを外して内部を清掃、シリコングリスでグリスアップします。
新しいネジでケースを固定しました。
スタンド周りの部品を組みつけ、作動を確認すると滑らかになりました。
更に、マフラーの付け根から排ガスが漏れていたので、
フランジをオイルストーンで平滑に研磨して、
自作ガスケットに交換します。これで大丈夫なはず。
これで気になっていた箇所の整備は完了しました。
天気のいい日に試運転予定です。
残る問題は、トルコンオイルシールの組付け不良で
時々発生するフルード漏れです(-_-;)
もっかいばらすしかないみたい・・・