国鉄鍛冶屋線は私の好きな路線で、子供のころ母親と妹の3人で何度か乗りに行ったことがあります。加古川から鍛冶屋まで乗るとそこそこの距離があり、手軽に旅気分が味わえるので、気が向いたときによく乗りに行ってました。特に、夜の鍛冶屋行きディーゼルカーに乗り、真っ暗な播州平野をガラガラと北へ向かうのが大好きでした。
こちらは1988年3月9日夜のJR鍛冶屋線西脇駅です。
ちょうど35年前の今日ですね。この日は確か学校から帰ってから、加古川駅に自転車を置いて鍛冶屋線に乗りに行った?と思います。
まだ腕木式信号機が現役で、夜の静かな駅構内に煌々と信号が灯っていました。
こうやってみると、西脇駅って結構大きいです。
帰りの列車です。ブレブレですみません。帰りは最終のキハ40に乗って帰りました。
入場券と一緒に子供用乗車券も買ったようです。
こちらは更に1年前の昭和62年3月31日、鍛冶屋駅に停車する最終列車です。
この日は国鉄最後の日で、私は高校入学前の休み中だったので、記念に鍛冶屋線に乗りに行きました。
往時に厄神駅に進入する際、私が乗っていたキハ20 521が突然エンスト!再始動にしばらくかかり、気動車もエンストするんやーと妙に感心した記憶があります。
鍛冶屋駅ではファンが2人ほどいて、私も入場券を買って帰りました。
この後、1990年に鍛冶屋線は廃止となり、もう33年が経過しました。2000年ごろまでは軌道敷の痕跡が結構残っていましたが、現在は全区間道路化されて、当時の面影も無くなっています。
もう夜の鍛冶屋線に乗ることはできませんが、今でも旅情のある列車を思い出します。