JR加古川線西脇市駅の西側にある喫茶店リラです。
印象的なロゴのおかげで、ずいぶん前から存在は知っていました。
コロナの影響か、レトロな飲食店が次々に閉店していくので、
気になって訪れました。
まずは外観です。東側立面。
正面左手が入口で、右側は客席。
客席窓はもちろんR付のフィックス窓。その外には植え込み。
屋根は急こう配の緑のスレート葺きです。
ここにひときわ目を引く「リラ」の切り文字。
ロゴもレトロで最高ですが、
「リラ」って何やろ?トルコの通貨?
妖怪人間ベムに出てくる女の子「ミル」とかと同じ無国籍な感じで、
昭和40年代のカオスなトレンド感が漂いますね。
南面エントランス付近。
ポーチ部分はツートンカラーのテント屋根です。
退色した食品サンプル、これもポイント。
サンプル上にはスナックともある。
かつては夜にスナック営業をしていたのでしょう。
エントランスのドアにもリラの文字入り、
左袖はガラスブロックです。
これも洒落ている。
道路沿いの看板です。
おそらく一度更新したようで、
店のロゴとは異なる字体です。
入店します。
店内がなんとなく暗い。照明が点いてない。
もしかして閉まってる?
ドアの前に立つと、自動ドアは一旦考えてからゆっくり動きました。
一応やってる模様。これも味か。
店内は、他の方のブログなどでも紹介すみの、天井からひょうたん。
なぜか照明がついてないので、かなり暗い(^^♪
先客は1組の老夫婦でした。
一番奥の席に着席。
窓がいいですよね。
昭和40年代の街道沿いの喫茶店デザインです。
店内は結構広いです。一番奥がトイレ。
入口横がカウンターと厨房です。
天井高さはちょっと高め、3mぐらいあるかな?
奥さんにメニューをもらって、注文を考えます。
メニューも重厚でいいですね。
全体的に価格が安い。
この字体、字間の昭和感がラビットのパーツリストを彷彿させます。
水のグラスは角型のこれまたレトロなグラス。
昭和めしが食べたかったのでカツカレーを注文。
ついでにマッチをいただきました。
いいですね、チェッカーフラッグ風のデザイン。
やっぱり街道沿いだからかな?
230セドや初代レビンなどが立ち寄る姿がイメージできます。
先客は常連らしく、店主と会話をしてから帰ってしまいました。
私一人料理を待ちます。
奥でマスターがとんかつを揚げている音が聞こえます。
かつは注文後揚げるようです。
20分ほど待って(;^_^Aカツカレーが出てきました。
カレーはレトルトですね。
カツは揚げたて熱々でした。
まあ普通にうまかったです。速攻で完食。
そんなわけで、小一時間ほど昭和空間を堪能させていただきました。
しかし、建築・店のロゴ・各備品のデザインはカオスな感じがしながらも
なぜかバランス取れていて、
昭和40年代後半にナウなヤングが集ってた感がたまらんです。
ここに510ブルとかで乗り付けたらかっこいいですよ。
個人的にはフルーツアラモードなどが気になってるので、
長男連れて再チャレンジしようと思います。
最近長男も賢くなってきて、
「どうせお父さんが好きな昭和の店でしょwww」などとぐずります。
まあ、骨折が治ってからですね(;^_^A