レオの趣味生活 加古川ガレージ日誌

折りたたみ自転車の散歩がメインです(^^♪

折りたたみ自転車で吉野川を下る旅 後編

折りたたみ自転車で吉野川を下る旅 後編です。

 

吉野川のレトロな吊り橋を横目に通過。

ホーロー看板を発見。東芝リンクストアとチオクタンWですね!

壁から外されて囲いに再利用されています。

 

街道沿いの渋い納屋。土壁がいいですな。

このキンチョールはどこかからの転用でしょう。

斜め向いてるし。

 

好ましい雰囲気の田舎の農家。

道路に対して斜めに配置されてるもの奥行き感が出ていい!

多分建物より後に道路ができたんだと思います。

 

阿波加茂駅に到着。

駅前はちょっとした商店街です。店をやってるかは不明ですが。

銀行っぽいですね。

これも元銀行か郵便局だと思う。

そして、ストビューで見ていたどうしても行きたかった駄菓子屋を訪問します。

営業されてました。まだあって良かった。

店内は激渋、激レトロ。

店内にはセメダインのホーロー看板があります。

近すぎてピンボケすみません。

店はこ綺麗なおばあさんがされています。

徳島なのでオロナミンCを購入して頂きました。

店のおばあさんとしばし談笑。

私が兵庫県から来たことを告げると、

先日は高松から若い女性が来たとのこと。

しかしこの場所は普通気づかないのに、どうやって知ったんやろ?

「次は子供を連れてきます」というと、

「もう無くなってるわよ」とのこと。いつまでも続けていただきたいです。

 

一旦吉野川を北へ渡ります。すごいいい天気。

再度旧街道を走っていると、これまた古い病院を発見。

今もやってるのか?

なぜか酒屋と薬局の廃店舗が多い。


11月にしては暖かいからか、木々の紅葉はまだのよう。

ひたすら沿道のレトロ建築を激写。



積載車でコカングーが運ばれていました。


助手席の窓が開きっぱなしなので、廃車回送のようです。

 

再び吉野川を渡り、貞光の街に入ります。

このエリアは昨年家族でポタリングしています。

ショックなことに、食堂のマチが閉店していました。

今日の昼飯候補だっただけに残念。去年に入っとけばよかった。

 

しかし貞光はまだ候補があります。

こちらの店は開いて(残って?)ました。

いわゆる古民家レストランでなくまじもんの激古食堂です。

これは別カテゴリでご紹介します。いやあ、ここも良かったですよ。

 

阿波銀行の階段室採光窓、超サイケでかっこいい。

ここからは去年調査済なのでサクッと流します。

自販機うどんは念のため撮影。

脇町沈下橋で脇町側へ移動。

脇町は未来永劫保存されるので普通にスルー。

私は誰も見向きしない、普通に消えていく建築が好きなんです。

 

脇町の外れで見つけた湧き水場。

この割りばし建築の上屋がいい!

 

こちらは元医院でしょうか。なかなか荘重な建物です。

こんな、全国どこにでもあった雑貨屋建築も間もなく姿を消すでしょう。


山並みが綺麗です。秋だからか、ハチが多い。

 

軒先の柿が秋を主張しています。

 

あのヤグラは何だろうか?気になるけど直下に使づけない。

 

そして今回最大の発見。

なんだかちょっと違う雰囲気の建築だなあとちゃりを止め

しげしげ眺めていると、軒下にこんな文字がありました。

左書きで「楳花旅館」・・・・戦前の旅館跡か?

 

軒下のプレート類。

昭和35年 徳島県医薬品品目限定登録業者、たばこ小売所など。

旅館で医薬品?ここは薬局だったのか?品目限定とは?

タバコ栽培が盛んな地だったそうですが、その関係でしょうか。

1階は煙草販売、2階は旧街道の旅館だったのか、謎・・

この向いの建物は美容院だったようですね。

この集落は吉野川の渡し船跡と城跡もあるそうで、

歴史が深いそうです。

城跡、旧街道、旅館、美容院、医薬品???

遊郭が連想できるんですが、よくわかりません。

しかし、味のある建物やなあ。内部を見てみたい。

既に空き家のようですが、お会いできて非常にうれしかったです。

 

さて、さらに進むと、古いホンダの看板があるモータース跡。


こちらは現役の鈑金屋さんのようです。

街道を離れ、鴨島へ戻るために再度吉野川を渡ります。

雄大な沈下橋です。

今日は河原でコーヒーを淹れようと思い、

バーナーと豆をリュックに忍ばせてきました。

しかし、河原が何かクサイ、いや、がっつりクサイ。

鶏糞の匂いが爆裂充満中。

景色はいいけどメチャメチャ臭いので、やむなく退散。

結局コーヒーは飲めずじまいでした。

 

 

ラストスパート、鴨島までの道を爆走します。

つぶれた散髪屋。

冷たいピクニック(大好きだった)が飲みたかったけどやる気はないようです。

この付近で何軒か見られた青い石積みの基礎。


石材工場のクレーンガーター用軌道。

レールマニアには痺れる光景。

 

途中のバイク屋を覗くと、奥にラビットの姿が!

20年以上ラビットをやってますが、

1日にラビットを偶然2回以上見るのは初めてです。四国オソロシや・・・

 

そして15時15分に鴨島駅到着。

走行距離は70km、お疲れさまでした。むっちゃ良かった\(^o^)/

 

荷物を置いて、駅周辺も散策しました。

銀座商店街は必ず寂れてますね、地元高砂市も同じ。

かつては相当栄えたようです。

 

なぜか商品を陳列したまま崩れ行く薬局。

 

長屋建築も多い。

30分ほどブラブラして、ハイエースに帰還。

自転車を積み込み、旅は終了です。

最後に去り行く徳島線の列車を眺めておきました。

また来ますね、吉野川。

 

ついでに、この旅で出会ったサンバー達の続き。

まだまだ現役富士重サンバー!いつまでも頑張れ!


この後、夕暮れの鳴門海峡を渡り自宅に帰りました。

走ったルートはこんな感じ。緑線がチャリンコの軌跡です。

ストビュー上は約70kmの道のりでした。

写真は600枚ほど撮影しました。超ディープな景色が記録出来て非常に満足です。

旧街道の旅はやっぱり折り畳み自転車に限るな、ストップ&ゴーが非常にしやすい。

そして今回も四国はやっぱりすごかった、正にワンダーランドでした。