ヤフブロの際に少し触れてましたが、
実は2年前から、Nゲージの改軌作業に取り組んでいます。
いわゆるNjゲージ、軌間9mmから6.5mmへの改造です。
先駆者の方の手法を参考に、ぶっきっちょながらも四苦八苦して作業し、
既に100両以上改造しました。
動力車の改造は高度な技術が必要ですが、
トレーラーなら比較的簡単に改造できます。
狭軌感あふれるNjゲージは、たとえ走らなくても最高ですよ。
現代のデジカメは接写も手軽にできるので、
改造後撮影し、PC画面で見ると実写の雰囲気が漂います。
そんな車両たちをご紹介します。
こちらは鉄コレの江若鉄道キハ12です。
これは改造前の姿。
レールと台車がごっついっす。
子供のころは気が付かんかったけど、
今は気になるなあ。
めちゃめちゃガニマタですわ。
そして改造後。
車輪はカトーのスポーク車輪を使用し、
台車の幅を詰める手法である「短軸改軌」としました。
(実物の台車は車体からかなりへっこんでいます)
ご覧のように、重量感が全く違います。
こちらは20系寝台客車。
手前のカニとナハネフは改造済、奥のナハフは未改造です。
20系も台車を詰める短軸改軌としています。
これはコキ104。
上が未改造、下が改造済です。
車輪位置が全く違います。
こちらはカトー113系。
実物とおなじ顔とレールの配分やわ。
そして動力台車。
上が改造済、下が未改造。
この台車は比較的簡単に改造できます。
たとえ改造壊しであっても、この感じはたまらんです。
ちなみに車輪の位置を内側に移動させる長軸改軌という手法もありますが、
当然短軸改軌の方がリアルです。
短軸改軌の手法は、台車をセンターでカットし、
切断面をカッターとやすりで切り詰めた後、
はんだごてで溶着します。
実物合わせの作業が多く、かつ精度を出すのが結構大変で、
しかもはんだごて溶着時に熱で変形するので、
両面テープを張った透明プラバンで
台車の間隔を保持しながら溶着しています。
1両当たり1時間ぐらいかかる作業で、結構大変です。
なお、写真の代車はカトー製のネジ止でないスナップタイプの台車ですが、
見事に溶着に失敗しました。
これは台車自体が非常に繊細で難しいです。
目下、全車改造を目指し工作中ですが、
新たに購入した車両もあるため、
まだトレーラー車の改造が終わってません。
今後は作業が進捗次第ご報告したいと思います。