ブロンプトンの試運転をするため、連休中日に夫婦で出かけました。
目的地は和歌山、ハイエースにN8とブロの２台を載せ、阪神高速湾岸線を走って、
最初の目的地である湯浅に到着。
伝統的建築物群保存地区ですね。かなり渋いぞ。
ブロンプトンは特に問題なく走行。路地巡りには全く問題ないし、小回りが利いてよいです。
明治前期に建築された公衆浴場の甚風呂を見学。
綺麗に改修されて見学しやすくなっています。
前面道路は１．８ｍ未満の路地。こんな路地巡りこそ折り畳み自転車が真価を発揮します。
思ったより町並みをじっくり見たので、昼近くになりました。
近くにあるスパイスカレーのチャッピーさんで昼食。
あいがけカレーをいただきました。
いろんな味が楽しめてうまい！
こちらは醤油会社の倉庫のようです。大八車の前でブロンプトンをお座りさせます。
綺麗に改修された建物も多いです。
昭和レトロなアーケードもありますよ。
路地を爆走中、奥さんが呼んでいます。何かと確認すると、
ラビット９０ハイスーパーやないですか。
偶然ラビットを見かけるなんて、年に１度あるかないかなのに、
先日の尾道に続き発見２回目。
かつての駅前通りです。閉店ガラガラ。
ウロウロしていたら２階の窓が連窓の渋い建物発見。
ちょっと覗いてみます。どうやら共同住宅のようです。
この２階がめっちゃ気になる・・・・
伝建地区あたりの建物は手が入れられていますが
離れた個所の路地奥はこんな建物も多い。
こちらは元医院のようです。
かつてのメインの町角と思われます。ここも閉店ガラガラ。
旧湯浅駅舎が改修保存されているので立ち寄りました。
現在は非常におしゃれなカフェに改修されています。
しかし、あまりに混んでいたのでパスします。
とりあえず醤油と金山寺みそを購入しました。
同業者発見。ピンボケですみません。うん、わかります(^^♪
今日は和歌山県内の数か所をまわるつもりでした。
しかし湯浅でかなり時間を費やしてしまったので、和歌山市街へ向かいます。
1時間ほど走り、紀ノ川沿いのコインパーキングにハイエースを止め、再びポタリング。
適当に走っていると、またもやラビットを発見！
最近異様にラビットを見かけるなあ・・・もしかしてチャリに浮気しているから、
ラビットに呼び寄せられているのか？過去28年間ラビットに乗ってきたけど、こんな頻度で見つけた経験はありません。
和歌山市街もかなり渋いです。レトロな商店街を流していきます。
中心部は別の場所に変わったのか？ずいぶんと渋い光景。
市内も複数個所見たい場所があるんですが、時間がありません。
優先順に見に行きます。まずはどうしても見たかった場所に到着。
狭い路地に謎のレンガ構造物がずらっと並んでいる。
和歌山県建築士会の資料によると、
これは、大正時代に建築された紡績工場の社宅跡と言われています。
https://www.wakayama-aba.jp/wp-content/uploads/2013/06/jyuzu_11.pdf
１階はレンガ造、２階は木造だったようで、一番南のパートだけ木造の２階部分が残っています。他の2階は近年に解体されたようです。
しかし、なんだかよくわからない建築物です。
平面的に奥行きが小さいし、なぜ普通に木造２階としなかったのか？
一定のスパンで屋外部分があります。
どうやら共同の井戸跡のようです。
煉瓦の開口部には鉄筋が入っている個所もある。
一部の屋外部は風呂の痕跡がありました。
住宅にしては、なんだかそっけなすぎるんですねえ。
末端の2階残存部分もすでに空き家のよう。どんな平面なのか、実に興味がある。
割れたガラスから中をのぞいても、内壁に内装下地の胴縁跡などもない。生活する部屋がもろに煉瓦って、日本の住居と思えない感じです。
昭和２３年の航空写真にはこの社宅群がすでに写っています。
昭和３６年の写真ではさらに鮮明です。寄棟の屋根が5棟ありますね。
変な怪しい建築大好きな私が見た中でもかなりの上位級。非常に不思議な空間でした。
あとはたらたらと市内を流して、夕暮れの紀ノ川へ。
この橋が見たかった。この橋、橋脚が1本だけずっこけているんですよ。
これでも近年まで現役の人道橋でした。
これは、旧加太軽便鉄道の河西橋です。
昭和20年代？に水害で損傷し、同32年に歩道橋に転用されたそうです。
なかなか日本では珍しい光景です。大都会和歌山市内のそばに、あからさまに傾いた橋があるなんて、ここだけでないでしょうか。
この橋もつい先日に新橋に切り替わったので、近いうちに旧橋は撤去されるそうです。見るなら今のうちです。
これで日が暮れてしまいました、今日はもう打ち止めです。
残りは次の機会にして、そろそろ帰ります。
帰りは道の駅みさきの夢灯台に寄り、和歌山ラーメンをいただき、
野菜を買って帰りました。
和歌山県もなかなか濃い場所が多いですね。まだまだ開拓しないといけません。
