レオの趣味生活 加古川ガレージ日誌

折りたたみ自転車で10年後にない景色を記録する旅

自転車キャンプを実証実験してみる

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「自転車キャンプ」のことは昔から知っている。
私が20歳代から愛読するbe-pal監修MTBツーリングマニュアルにもキャンプツーリングに言及がある。

 

しかし、普通に考えて、キャンプ用具満載してロングツーリングなんてメチャメチャしんどいやろ。と思うので、やったことはなかった。
ところが、たまたまこのyoutubeを見て、折りたたみ自転車でキャンプに行くことに強烈な魅力を感じてしまった。


www.youtube.com

・・・実に楽しそうである。

この方たち、単に自転車キャンプだけでなく、更に輪行までするとは、すごすぎる。

 

なぜに車でなく自転車でキャンプなのか、なぜそれをやってみたいのか、理由は不明である。その理由を確認するため、長男を付き合わせて実証実験キャンプをやってみることにした。

■用品の準備
当然ながら自転車の積載量に限界があるため、用品は小型軽量であることが望ましい。若いころに山登りをかじったことがあり、山用ツールが少しあるので、それらを最低限持っていくことにする。しかし、私が使うテントやマットは調達が間に合わなかったので、家にあるオートキャンプ用を持っていくことになった。

主な装備品
テント 
長男用(今回購入) パイクスピーク ツーリングソロ

自分用 コールマン インスタントアップドームソロ

⇒いわゆるワンタッチテント。畳んでもクソでかいし重い。積載には不向き。

マット
長男用(今回購入)楽天で買ったエアマット
自分用 大昔からあるウレタンマット⇒かなりデカい

シュラフ
長男用(今回購入)モンベルアルパインシームレスバロウパック♯5
自分用 モンベルバロウパック♯3⇒30年使用中。一生使えるかも。

なお、フリースのインナーシュラフも2人分持参した。

■その他
イワタニのバーナー、モンベルのコッヘル、ジェントスのバッテリーランタン2個、ヘッドライト、SOTOのフィールドホッパー(テーブル)、ヘリノックスのパッチもんの椅子

■車両
長男はN8、私はP10を使用。双方リヤキャリアを装備。P10は純正キャリア。
当日の午前中にその他の荷物も厳選して積載する。

アマゾンで買った安物のパニアバッグとゴムひもを使い、無理やりに積み込んだ。

■目的地
自転車キャンプなのである程度の距離をチャリで走りたい。これだけ荷物を積んで、あまりに近いのはアホみたいである。クルマで近くまで行き、そこからキャンプ場まで走る方法もあるが、それならキャンプ場までクルマで行けばよい。
荷物積載による重量増加がすごいため、自宅から20km程度で安全かつ勾配のない道路で行ける加西市の古法華自然公園キャンプ場を選んだ。

www.naturepark-furubokke.jp


ここは若いころから何度もお世話になっている。ひとりで原付キャンプもしたことがある。施設使用はあらかじめウェブで利用申請をしておいた。ちなみに利用料金はなんと無料。

■出発
土曜日は長男の学校があるので、帰宅後の16時に自宅を出発。
長男に「出発するぞ」、長男「ヌエー、めっちゃ荷物のってるやん」
荷物の重量があるからか、走り出すと滑走距離が長い。
ただ、特に不安定になることもなく、普通に走行する。

長男に「しんどいか?」と聞くと、「余裕」とのこと。

意外と体力あるな。

荷崩れに注意しながらキャンプ場を目指した。

■食材買い出し
途中のスーパーで夕食と朝食を買い出し。

調理器具も持参したが、実証実験キャンプのため調理不要の総菜をメインで購入。
併せて飲み物とお菓子も買う。念のため酒はやめておく。昨日仕事の飲み会でアホほど飲んだしw
なお、食材は弁当用保冷袋に保冷剤と一緒に入れ、リュックで背負った。

■到着・設営
17:30に無事到着。

キャンプ場は芝生の広場できれい。

そこそこきれいな水洗トイレもある。キャンパーは30人程度で、テントも30張ぐらいか。ソロ用テントが多い。グループキャンプがあるようで、すでに団体が宴会をしている。我々は炊事場前の木の下にハの字レイアウトでテントを張った。長男に自分でテントを張らせてみると、ボーイスカウトをやっていただけあって、それなりに知識もありちゃんと張れていて感心する。また、無風なのでペグ打ちはしなかった。

■夕食
テント前にミニテーブルと椅子を出し、夕食を食べる。

食べていると陽が落ちてきて、14度ほどあった気温が10度程度まで下がった。
寒くなったのでフリースとダウンジャケットを着込む。これも荷物になったが持ってきて良かった。ノンアルのチュウハイを飲みながら、お菓子をつまむ。

自転車にランタンを引っかけ、暮れた空が青く染まって星空になるのを眺めた。

■就寝
21時になったので、長男と別れてそれぞれテントに入った。ソロ用テントは空間独り占めでき意外と快適。コールマンのテントはきっちりクローズできるので安心感も高い。
隣のグルキャンはまだ盛り上がっていた。会話の内容から、山のぼり仲間のようである。にぎやかと言っても大騒ぎでないので特に気にならなかった。シュラフに入り荷物の減らし方を考えているといつの間にか眠っていた。

■夜中
若いころ、この奥のダム湖横でソロキャンプした際、深夜2時に歩く不審なオッサンを目撃したり、DQN車が近くに停車したりしてなかなかスリルな思いをしたが、今日はキャンパーが多いしそもそも場所が開けて整備されているので安心して眠れた。
1時50分に目が覚めると、グルキャンの方がまだ喋っていた。却って安心できる。
ホーホーホーホーという鳥の鳴き声が聞こえた。家に帰ってから調べると、どうやらフクロウの鳴き声のようだ。なお、夜半に気温がかなり下がってきたがテント内は全く寒くなく快適だった。

■朝食
5時半にグルキャンメンバーが起きだしたので私も目が覚めた。そのまま6時半までシュラフ内でうだうだし、起きる。

外は気温5度ぐらいか、吐く息が白い。天気は快晴で無風なので寒くはない。朝の空気の中コーヒーを淹れゆっくり過ごした。


7時に長男を起こし、朝食にする。メニューは普通にパンを買ってきたが、せっかくなのでホットドッグぐらいは作ればよかった。

■撤収・帰宅
8時前から撤収開始。テントは結露でビチャビチャ。周囲の木々が高いのでまだ陽にあたらず乾かない。家で乾かすことにして袋に収納する。長男も自分でテントを畳んだ。チャリへの積載は私が行った。エアマットの空気の抜き方がわからず、膨らんだまま積載することになったので、荷物量が激増したがなんとか積んだ。(帰宅後、バルブが2つあることに気づく)。

なお、隣のグルキャンは「善望山登山口に集合」といって素早く去っていったので、皆さんかなりテント慣れしているようだった。
帰りは荷崩れに注意しながら、下り道なので楽に帰れた。

道中のコンビニに寄り、アイスを買って休憩。

10時過ぎに無事に自宅に到着し、荷物を降ろす。

 

検証のため積載荷物を撮影。
これはP10

これはN8

まだまだ荷物は小型化できると思う。
テントなどは袋から出し、庭で広げて乾燥させた。
用品も汚れを落として収納した。

■検証結果
長男と行く自転車キャンプ実証実験の結果、どうだったか?
結論は、メチャメチャ楽しかった(^^)/
以下のような点がポイントかと感じた。
・キャンプ用具満載のチャリはロマンのかたまり
自転車にテントやマットなど、大量の旅用具を積んで走る姿を時々見かけるが、強烈な旅情がある。鉄道や自動車旅行にない「一体どこまで行くの?」感や、「大丈夫なのか?」感など、未知の世界を想像させてくれる。そんな未知感漂うマシンに自分が乗って走るなんて、これ以上のロマンは、ない。
・無事に着くのか?頼れるのはチャリのみの不安感と達成感
チャリが壊れるとそれまでである。というよりも、何とかしなければならない。
壊れないよう目的地に無事に着けるか、体力が持つか、など、強烈な不安感を伴いながらも、無事に到着できた時の達成感が凄すぎ。また、トラブルなく運んでくれた愛車への愛着感も絶大となる。
・すべてが非日常
チャリにキャンプ用具を積むこと自体が非日常。キャンプ場で夕飯を食べながら、乗ってきたチャリを眺める非日常。朝起きて、帰る足がチャリですという非日常。
帰宅後、チャリであの場所まで行き、泊ってきたことを回想するのも非日常。もはやすべてが非日常の世界。

こんな感じで、自転車キャンプはある意味最高のチャリ旅だった。いわゆる禁断の世界なのかもしれないが、チャリ旅の幅が広がったのは事実である。次はどこへ行こうか?暑くなるまでに。