レオの趣味生活 加古川ガレージ日誌

折りたたみ自転車で10年後にない景色を記録する旅

山陰ローカル紀行 後編

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山陰ローカル、サイクリングの続き。

倉吉の町を後にし、古い街道を延々と西へ走って行く。集落を過ぎると人家がないエリアもある。

 

旧道に顔を出す崩れかけのしゃれこうべを発見。

この顔は日産サニーキャブだ。

小学生のころよく走っているのを見かけた。

胴長短足感のある珍奇なデザインのバンだった。

 

13:00 そろそろ食後のお茶がしたい。ウェブで見つけた喫茶ヤングモカへ向かった。

残念ながら今日は定休日だった。

 

再び街道を進む。

 

途中、海側に開けた場所があった。海へそそぐ河川と、すすき野原に続く白い砂利道。

チャリでこんな景色を走ると、非日常感が盛り上がる。

 

海岸で少し休憩。この日の自分も記録しておく。今日より若い日は、もう来ない。

 

街道沿いに再び穴発見。とりあえずのぞき込んでみる。

右を向けばこのような街並みなので、どうみても不審者の行動。

 

おしゃれなカフェを見つけたので立ち寄る。ワク珈琲さん。

wakucoffee.stores.jp

ここではハンドドリップのコーヒーをいただいた。熱いコーヒーで疲れが癒される。

マスターと折り紙ドリッパーやみるっこの話をして盛り上がった。

マスターによると、みるっこは最強らしい。

我が家もみるっこを使用しているが、これで豆を挽くと本当にうまい。

 

 

再び西へ。

 

レトロな橋があった。化粧橋というらしい。

 

この角店は食堂である。いわゆる絶メシの店。ご飯を食べてしまったので寄れず。

 

赤碕駅にも立ち寄る。ホームからアイドリング音が聞こえるので、気動車が停まっているようだ。

 

なんと国鉄型ディーゼル機関車DD51 1179号機の単機が待機していた。

アイドリング音も高らかにホームに停車している。もう、ものすごく、かっこいいとしか言えない・・・

旧型客車に始まりブルトレや50系、12系客車、黒貨車、荷物郵便列車を曳いた山陰本線の主。同僚のキハ10系、20系、30系、23系、55系、58系などはみんな引退した。国鉄全盛期の最後の生き証人である。

昭和の雰囲気が残る駅に停車するDD51。絶滅危惧種。しばらくすると、アイドリング音が変化し出発していった。実働するDD51を見るのはこれが最後かもしれないと思い、姿が消えるまで見送った。

 

駅を出て更に走る。そばには令和8年春の桜。

 

道路標識の下にいすずのボンネットトラックが見えるな。

 

14:30 1時間ほど走ったので再び休憩。今度はアイスコーヒーが飲みたい。

旧医院を改修したまぶやさんに入る。

mabuya.yaraiya.jp

薪ストーブが暖かい店内でアイスコーヒーとチーズケーキをいただいた。

ストーブの炎を見ながらゆっくりとくつろぐ。

 

さて、そろそろラストスパート。風速5mの追い風のおかげで、伯耆大山の駅まで走れそうだ。全く苦も無く自転車が進む。

 

国鉄貨車を転用した店舗跡に遭遇。これは荷物室付き緩急車のワフ29500。

 

黄砂の影響か、少し曇ってきた。

 

寒村にだだっぴろい広場があった。隅には二宮金次郎の銅像。学校跡だった。周囲はすすき野だけで、背後は日本海の海。

昭和63年と書かれた創立100周年の石碑が残されていた。

平成初期までは一定数の児童がいたのだろう。

 

風力発電の風車下を抜ける。見渡す限り人家がないエリア。

 

冠雪した大山が見えてきた。

 

日吉津の町に入りしばらく走ると、伯耆大山駅近くに着いた。

ここからはこれも絶滅危惧種の民有貨物引込線が現役である。

王子製紙の専用線。同社はモーダルシフトを進めており、今でも鉄道輸送を行っている。

全国どこでも見られた貨物線も本当に貴重になった。

 

16:30 伯耆大山駅に到着。

今日は朝7時15分から最長の距離を走った。しかし体はまだいける。あと30キロは走れそうだ。帰宅が遅くなりすぎるので、ここまでとする。

 

駅はicocaが使えた。自転車を担いでホームへ。

 

キハ40系2連の列車に乗り込む。車内は下校する高校生がいるものの、ほどよく空いていて、ロングシートに座って自転車を押さえていた。

 

列車は途中駅での交換待ちを繰り返し、非常にゆっくりと進んだ。

倉吉で高校生が一斉に下車した。代わりにビジネスマンらしき乗客がそれなりに乗ってきて、思ったよりは乗客が多い。周囲はすでに暗くなり、寂しい山間部を走る。泊駅あたりのトンネルを抜ける際、扉の隙間から冷たい風が入ってきて非常に寒い。

 

19:19 2時間20分ほど乗車し、夜の末恒駅に到着。

国鉄型気動車の旅も存分に楽しめた。

 

末恒駅もicocaが使えるが、改札機は雨晒しの屋外に唐突に突っ立っている。

駐車場の支払い機よりひどい立地。駅構内の境界を明示するものもない。信用改札ってやつか。もちろん私はピッとしておいた。運賃は1300円ほどだった。

 

ハイエースに戻るため自転車を展開する。ヘッドライトの電池が切れた。予備ライトも点かなかった。仕方ないのでスマホの照明をつけて走る。

 

ハイエースまでは数キロの田舎道を走る。あまりに真っ暗で、こわい。

 

無事ハイエースに到着。自転車を積み込んで、今回の旅は終了。

といってもここから自宅まで150kmほど運転しなくてはならない。

 

21:30 行きと同じルートで帰宅。

今回は106km+末恒駅からハイエースまでの3km=約110kmを走った。今までの1日での最長距離であるが、ほとんど追い風だったので全く楽だった。

この区間のサイクリングは、予想したよりも坂もなく、道も走りやすくて非常に良いコースだった。ただし海沿いの為、風向きには要注意。向かい風なら追い風となるよう走ったほうがよい。

朝は体がしんどかったのに、走り出すと元気になった。日本海の海と古い町並みを眺め、精神的に非常に癒された。やっぱり折りたたみ自転車の旅は最高であると実感。