朝来市生野峠にある喫茶ともしびです。
生野峠のカーブの前にある結構目立つ店で、もう、ずーっと昔から店の存在は知ってます。30年以上前の中学生の時にピコ森と播但線の列車に乗り遅れ、雪の舞う国道312を生野まで歩いたことがあって、その時には既にありましたね。
しかし「ともしび」って名前もいいですね。子供のころ親のカリーナで国道312号をドライブしたことを思い出します。カリーナのAMラジオからオフコースの「さよなら」が流れていました。昭和55年ぐらいの記憶でしょうか。私にとって、312号は特に旅情を感じる街道です。
店の看板料理はカレーらしく、ふとした拍子に思い出したら気になって仕方なくなったので、生野をぶらつくついでに夫婦で行ってきました。
訪れたのはGW中の雨の日、11時過ぎでした。
開店直後で雨が結構降ってるからか、客は我々だけ。
店はこじゃれたロッジ風の建築。年季は入ってますが入りにくい感じではない。
店内に入ると、マスターが迎えてくれました。
店内の風景。きれいに掃除されています。BGMにジャズが流れて雰囲気は悪くないです。ラジオ番組などでなく、ジャズってとこがいいです。
玄関そばにはカウンター席があり、その前にはコーヒー豆が多種揃えられています。
ロードサイド側の席に座り、メニューの確認です。
カレー、サンドイッチ、そして各種コーヒーほかドリンク。シンプルなメニューです。
我々は普通のカレーをオーダーしました。
10分後ほどでカレーがやってきました。
カレーはポットに入って出てきます。子供のころ憧れたスタイルです(^^♪
サラダ付きで900円、以前より値上げされたようですが、値段的には妥当かと思います。なお、福神漬けを別容器で出してくれます。
まずはサラダをいただきます。レタスとキャベツと人参、スライスしたきゅうり入り、
ドレッシングはフレンチでした。そこそこの量があり満足できます。
早速カレーをぶっかけます。
具は全部溶けているタイプ、私が好きなカレーです。
なかなか濃い色でかなり煮込まれている模様。
一口食べると、うまいやん、玉ねぎと牛肉を時間をかけて煮込んでいますね。
もちろんスパイシーで割と辛目です。微妙なうまみとしての苦み(セロリか?)もあります。大人の味。
ちょっとだけ塩味がきつい気がしますが、ごはんと食べるので気になりません。
カレーを食べている途中、窓の外をダンプが水しぶきを上げて通過していきます。
ごはんの量は茶碗1杯強ぐらいでしょうか。あっという間に完食。
うん、うまかったですよ。もう1杯食べられますね。
コーヒー専門店でもあるので、コーヒーもオーダーしました。
わたしはマンデリン、奥さんは炭焼きです。
マスターがその都度豆を挽いて淹れてくれます。
熱々濃厚なコーヒーで香りも良くこちらもおいしかった。
なお、カレーはレトルトパックも販売されています。
後で知りましたが、マスターの息子さんがフレンチシェフで、このカレーの監修もされたようですね。息子さんは料理の鉄人出演経験があるほどの方です(^^♪
そんなわけで、30年以上気になっていた店にやっと行ってきて、
カレーもコーヒーも確かにうまいのが確認できました。
この後、異常に腹が減り、猛烈に再度食べたくなってきてるんですが・・・
近くを通る際はまた寄らせてもらいます。いつまでも続けてもらいたい店でした。