これは鉄オタとして乗りに行く義務があります。
昭和57年、私が小学4年の時、親と一緒に乗りに行った以来です。
あの時乗ったのは確かキハ20で、先頭はキハユニ15でした。
写真を撮らなかったのが悔やまれます。
しかし、国鉄時代の北条線に40系気動車が入線したことはありませんけどねw
有給休暇の晴れた日に決行します。
家族が出かけてから、家を片付けて出発。
折しも寒波襲来で、気温は1度。
ヤフー天気によると、快晴、西からの風3mとのこと。
しんどいのはイヤなので、耐寒装備をしたうえで
厄神駅まで車、そこから北条町まで輪行しチャリで戻ってきます。
サンバーにternを積んで厄神駅駐車場に止め、
加古川線に乗りこみました。
粟生で北条鉄道に乗り換えです。
ほんとにやってきましたよ、キハ40が。
山口周辺の山陽本線でも走ってるんで、珍しくないですが、
北条線を走ることに意義があるんです。
車内は五能線を走っていた仕様のまんま。
車長が20m級でフラワ2000より長いので、
レールのジョイント音もいいリズムなんですよ。
乗車率は約30%程度、そこそこ乗ってますね、
1時間に1本ヘッドなのでそれなりに便利です。
芸備線と比較すると驚くほどの運行本数!
30分ほどで北条町に到着しました。
国鉄時代を思い出す旅ができました。ありがとうございます。
また乗りに来ますね。
さて、北条町では速攻で自転車を展開します。
なぜかって、駅近くでキハ40を撮影したい。
しかし輪行袋の収納に手間取り、キハ40は行ってしまいました。
まあいいです。時間はあるので北条町をゆっくり散策しましょう。
北条町は古い建物が残っていて面白いです。
この食堂すごく気になってますが、もう閉店してるようですね。
煉瓦煙突の味噌蔵があったり、路地に美容院跡があったり。
寺社仏閣や道しるべの石碑も多いなあ。
コンパクトな町なので、30分ほどで散策完了。
ここから鉄道に沿って南下しましょう。
追い風下り坂で快適に走行。
枯草に寒風が吹きすさんでいます。
この枯れた播州平野がまたいいんですよ。
ピコ森とちゃりで走り回った中学時代を思い出します。
この当時私が録音していた、播州風味さく裂のラジオ関西の番組、
歌声は風に乗ってはこちら。
神姫バス提供ってところも超ローカルで哀愁感がすごい。
これを聞くと、当時の播州の街道を思い出します。
ちなみに昭和60年12月の録音です。
清風苑の看板が気になる。
池のほとりでキハ40を撮影。
4種踏切とY字路とキハ40と後ろにサンバー。
池のそばで撮影後、田舎道を流していきます。
キハ40が追い抜いていきました。
随所に石碑がありますねえ。
さすが歴史ロマンの町加西市。
長石の倉庫を過ぎると、長駅です。
背の高い駅舎が個性を発揮しています。
綺麗に掃除され地域に愛されていますね。
コンパクトながら一通りの設備が整った良い駅です。
沿線の枯れた風景を撮影しながら移動します。
踏切脇にある「なる小屋」。
なるとは、農作業や足場に使う丸太のことらしいです。
職場の先輩(明石高専卒の1級建築士)がいうので、ほんとなんでしょうが、
こんな呼称をするのは播州地方だけでないですかね?
枯れさくらと小さなほこら。
枯れた風情もこれまたよい。
鉄道の通信柱は昭和28年製。
当然蒸気機関車と旧型客車時代に建てられたものです。
当時は貨物列車もたくさん通過したんでしょうね。
かれこれ70年近く列車の通過を見守っています。
線路を超えたところにある神社。
もちろん鉄道開通前からあるからこうなってるんでしょうね。
向こうには昭和のモーテルたかみ。
今はもう閉業。一度行ってみたかった。
播磨下里に着きました。ここで昼ご飯にします。
P10乗りさんがお勧めの卵かけご飯を食べるんです。
駅奥にあるぬくもりの里さん入店。
卵かけご飯は、700円と500円の2種があります。
きつねうどんも食べたかったので、500円にしました(;^_^A
お店のお姉さんが熱々のお茶を入れてくれました。
めっちゃ熱くて冷えた体に効きます。
そして卵かけご飯がやってきました。
醤油は甘口・辛口いろいろ選べます。
500円と言えどもめっちゃ綺麗な卵、黄身も
すごい盛り上がってます。これはエエ卵ですよ。
味も濃くてうまかった。
漬物がまたうまいんですよ。このきゅうりも最高でした。
きつねうどんも甘い出汁で私好みでよかったです。
ちゃりで走ってきたので寒かったけど、熱々の出汁で汗が出てきました。
美味しかったデス。かつめしやミンチカツもあるそうなので、
次は家族を連れてこようと思います。
旅情あふれるホームでしばし休憩。
右手に善防山を見ながら下っていきます。
追い風と下り坂なので全然疲れません。
これは運動にならないかもしれない。
向こうに見える山並みがいい!
田原を超え、網引までやってきました。
線路が林の中を抜ける箇所を撮影します。
ここは、真田広之主演の映画「継承杯」で、真田自身が馬に乗って
通過した踏切があった個所です。
この映画は北条鉄道で多数ロケが行われていますが、
全然有名でないようですね。
網引の森を抜けた位置にある小さな踏切。
こちらは神社への参道になってます。
旧道から小道を上がる踏切の地形も面白い。
綺麗に下草が刈られ、よく手入れされていますね。
さて、粟生駅前を通って厄神まで帰ります。
旧道を経由し、上荘橋を渡って厄神駅に出ました。
駅前の枯れた風味の自販機でカロリーメイトを買ってみます。
ちゃんと賞味期限内でした!(^^)!
サンバーにternを積みこみます。
しかしこんな空いてる駐車場なのに、
なぜわざわざ隣に停めるヤツがいるのか、謎(。´・ω・)?
そしておいしい卵かけご飯が食べられてなかなか盛沢山な休日でした。