釧路市立博物館刊行の「釧路・根室の簡易軌道」を購入しました。
前から欲しかったのですが、
ネット通販でも買えるようになったので、速攻で購入。
内容は、思っていたより激濃いです。
関係者の聞き取りが多いため、
単なる軌道の記録というよりは、
当時の北海道の生活がありありと蘇ります。
特に、以前から気になっていた、
釧網線塘路駅を起点としていた
馬車軌道の貴重な写真が掲載されています。
塘路駅から西は久著路線、東へは阿歴内線が昭和30年代まで存在していました。
釧網線の車窓から見た、久著路線の木造橋の挽歌橋があった場所です。
かつてここに線路がありました。
今は道もなにもない原野になっています。
現役時の挽歌橋
ここから先の数キロは、誰もいない、人家も全くない湿原の中を走ります。
湿原の中のヘロヘロのレールを道産子が曳くトロッコ走るなんて、
メルヘンの世界ですね。
ところで、こちらは塘路湖畔の野原に放置されていた
軽便サイズの鉄道用転轍機の部品です。
2002年に渡道した際発見しました。
まさか阿歴内線のものではないと思いますが、もしそうだとしたら、
非常に貴重ですね。今もあるかはわかりませんんが(^^♪