国道2号線加古川橋は、実家の超地元で、
子供のころから父親のクルマや母親の自転車で、
加古川のジャスコやダイエー、ホームセンターのサワキに通った橋です。
近年この界隈のレトロさが評価されています、確かに激古臭い。
当然当時のスバルやラビットも走ってたんでしょうね。
しかし、架け替え事業が進捗中なので、今後景色の激変が予想されます。
レトロな景色が無くなってしまう前に記録しておきましょう。
橋のたもとの饅頭屋さんはすでに立ち退きで閉店しています。
橋から東へ、2号線はなだらかに左カーブしながら
下っていきます。
トロッコ橋です。
その名の通り、ニッケ加古川工場正門から2号線をくぐり、現在の常住寺あたりまで
複線のトロッコ軌道があり、コークスのがらを運搬していたそうです。
2号線が改良された昭和初期の築造と思われます。
トロッコの動力はループ状のケーブル牽引で、
おそらく二俣線の金指にあったセメント軌道や、
山口県大嶺にあった炭鉱軌道と同じ感じだったと思われます。
昭和30年頃に軌道は撤去されたようで、その後は通路として使用されています。
多分ここも無くなってしまうのでしょうね。
親柱は相当傷んでいます。
丸いくぼみが5つ、おそらくトロッコ橋と書かれていたんでないでしょうか。
モルタル仕上げの擁壁も味わい深い。
洞内には下手糞な落書きが書かれています。
この先には木造平屋のニッケ社宅がありましたが、現在建て替え工事中です。
しかしびっくりするぐらいレトロな景色ですね。
こちらは夜の風景。
今日この瞬間はまだ現存していますが、
さほど遠くないうちに幻の光景となるでしょう。