うちのカングーはAT車です。
カングー購入当時は、1.2の6速MT車も選べましたが、
過去記事の通り、楽をしたいのと、MTのクラッチ激重なのでATにしました。
それ以来かれこれ3年近く乗ってきたわけですが、
今更ながらカングーのAT(形式名DP0)についてレポートします。
どうか?と聞かれると、
ずばり性能面では全くもって国産に及びません。
それどころか、昭和40年代の日本車レベル?ぐらいでしょうか。
まずはとにかく重い遅いゴゴゴゴとうるさい。
エンジンパワーがなく車重が重いことも原因でしょうが、
サンバーの方が動きが軽いし早いのでは?と思うほどです。
(ちなみにサンバーのATは非常に良いです)
また、シフトレバーを動かすときにバキバキッって言います。
これはなんでやろか?
えらい固いしメゲそうな感じです。
走行中、レバーを左に振ってシフトダウンさせることも可能ですが、
固くてとてもできません。
更に、一番問題として、キックダウンをなかなかしません。
高速の合流などで、少し強めにアクセルを踏んでも、
そのままシフトダウンせずに走ろうとします。
結果、妙な空走感があって、加速できないことが多いです。
走行中は、時速50kmで4速に入りますが、
日本の一般道の町中では50キロを多用するので、
しょっちゅう3速⇔4速を行ったり来たりしています。
いかにもATに悪そうです。
それと、下り坂などでは勝手にシフトダウンしてエンブレがかかります。
国産にはない動作なのではじめは戸惑います。
更に細かい点として、リバース時にピーピー音がありません。
故障関係では、昨年の夏場にヘンな動きをしてました。
いきなりシフトダウンしてギッコンバッタンしたので、
壊れたかと思いましたがそれ以来症状出てません。
これについては様子見としています。
ATのメリットを言うなら、楽なことぐらいかなあ。
しかし変な変速は今でもいらいらしますね。
総評として、日本車のATとは全く別物です。
これは知らずに乗り換えたら面食らうこと間違いないです。
感覚的には2tダンプトラックを無理やりオートマ化した感じで、
とにかくゴリゴリしてます。
柿を皮つきのままかぶりついて食べてる感じです。
以前借りて乗っていた1997年製ゴルフ3のATは全然違和感なかったので、
技術進化とか関係なくこれはこういうものなんでしょう。
ラビットのトルコン車も違和感ありませんね、すんなり使えます。
まあ、3年も乗っていると慣れました。
高速で80キロ巡行する等、変速不要の場面は快適なので問題ありません。
加速不良はエンジンぶん回すことで対処してます。
逆に日本車が出来すぎているのかもしれませんね。