レオの趣味生活 加古川ガレージ日誌

折りたたみ自転車の散歩がメインです(^^♪

古い峠道で見つけたもの

11月に入りました。日の出が遅くなりましたね。

6時でも暗いです。今朝は6時半に自宅を出発。

 

河川敷でホットコーヒーします。

 

連休なので漕艇場はレガッタの試合をやってるようです。

多分現地には既に人がいると思うので、今日はスルーします。

 

TMネットワークなどを歌いながら田園地帯を爆走していると、

ため池にラッキー鶏ガッ!!

なにか食べてます。

これを見れただけでもラッキー、気分上がりますなあ。

 

甲南病院の給水塔、今日もカッコいい、このカタチ実にいいよなあ~

この一帯は旧陸軍の施設跡ですが、土塁のような低い土手があるんですね。

その出入口部にはコンクリートの擁壁があり、板を落とすような溝があります。

何なんでしょう?

ぐるっと回って、林の中の車1台幅の峠道を下ります。

途中に二俣の分岐がありました。分岐の付け根に古い道標があります。

 

左は「※※みき」と書かれています。右も加古新田?みたいな記載があります。

※※は距離が書かれているのかな?

なお、右は現在は行き止まりとなっています。

 

左側面にはナントカ衛門さんの名前。製作者でしょう。

右側面には天保十五?年の記載。ってことは、1844年!

180年ぐらい前のものですね。

その当時は、ここが三木へ抜ける古道だったんですねえ。

この近くは車でよく通りますが、ここが古い峠道とは知らなかったです。

 

朝の7時からオッサンは峠に佇み、古びた道標をあれこれ眺め、200年前に旅人が行きかった姿を回想するのでした。気になるのは後ろの電柱に見守りカメラがあるんやけど、決して怪しいものではないのですよ。

枯れたスクーターで枯れた町を周る

晴れた代休の日、家族を送り出して家事を済ませてから、

ハイエースにラビットを積み込んで自宅を出発。

気温も落ち着き天気は快晴、こんな日は無理やりでもどこかへ出かけないと後悔します。

 

おっ、R2やな。かっこええなあ

どこへ行くか…毎晩グーグルマップで検討しまています。今日は西へ向かいます。

山陽道が通行止めのため、上郡、ブルーラインを経由して

11:30に宇野港へ到着。

 

自転車にするか、それともラビットにするか悩んでラビットにしました。

これ以上寒くなるとバイクはつらいですからね。

50年以上前のスクーターと言え、上り坂も向かい風も平気です。

ユニクロのマウンテンパーカーを着込んで、瀬戸内海に沿って西へ走ります。

向こうには瀬戸大橋。おととい渡ったばかりです。

ちょうどいい気温で寒くない。これならどこまでも走れます。ラビットも快調で軽快に走る。時速62キロあたりが振動騒音が最も低くて快適。

 

産業道路から脇へ逸れると、急に古い町並みです。右手の建物は綺麗なので新しいのかと思えば、右書きで郵便局と書かれていました。

 

古い町並みを抜け、臨海工業地帯に入ります。既に国内では貴重となった臨海引き込み線の踏切。日本の港町のどこでも見られた光景。今は全国に数えるほどとなりました。

産業道路に合流し、空いた幹線をまったり走って、目的地に到着。

2年前に一度来たことがある玉島の街です。

ぜひともラビットで来たいと思っていました。やっと念願がかないました。

 

うーん、渋い、シブすぎです。昭和40年代を彷彿させる光景。

 

既にお昼の時間を過ぎています。絶対に通町商店街で昼ご飯を食べたかった。

お好み焼き屋のおたやんさんに入店!

豚モダンにしました。でかい!しかも安い700円。

ソースは甘めですね。これもまたうまい。優しい奥さんがマヨと激辛ソースも持ってきてくれます。味をアレンジして楽しみました。

おいしかった、ごちそうさまです。

 

食後はレトロな商店街で撮影。

 

 

これはカッコいい建物ですなあ。各部の意匠より戦前モノと思います。

洋品店だったと思われますが、既に空き家のようです。

昭和40年代テイストのロゴがいいです。

 

裏道に入り、今日のメイン観光地であるドラム缶橋を鑑賞。

ここは阿部寛さん主演のとんびのロケ地になった橋です。

movies.kadokawa.co.jp

映画はアマプラで見ました(^^♪

息子がいる父として、ジーンと来ますな、街へ出ていくシーンとか・・・

余談ですがロケは岡山県内でされたようで、折りたたみ自転車で門司を目指したときにロケ地も走ってます。剛力サンバーも出てきますよ。

橋から見える長屋の家並み、すばらしい昭和感。

原付進入禁止の看板は無かったです。一応手押しで渡りました。

更に街中を散策します。10月末の日差しは既に弱い。

 

 

こちらは玉島の映画館跡。映画館跡ってなんとも侘び錆びがありますよね

枯れてるなあ・・・

玉島にはもう1か所映画館跡があります。

音響効果?を増長する内壁を模したかっこいいファサード、もうたまりませんね。

 

 

 

10月末の午後の日差しが傾く中、昭和40年の内部の喧騒が聞こえてきます。

 

昭和の街散策があまりに楽しすぎて、時間を忘れます。

しかし暗くなるまでに宇野へ帰りたい。

玉島はこれで切り上げて、ハイエーストランポの待つ宇野へ帰ります。

 

帰りは下津井を経由します。ラビットと下津井電鉄の車両を顔合わせしておきます。

軽便の車両のため小さいです。まるでNナロー模型車両のよう(^^♪

 

 

鷲羽山を抜ける途中、下電ホテルに車両が展示されていました。

1987年と90年に乗ったことがあるクハ24です。

なんか、状態が悪くなってますね。ガイコツ型テールランプも盗まれてるし・・・

↑1987年7月下津井駅で撮影

 

それと、車体標記は実物に忠実にすべきですねえ、字体が適当な感じです。標記って車体の印象を完全に左右しますんで・・・なんでしたら私が手弁当で描きますが・・・

けど、いずれにしても屋根下で保存されるのはいいことです。

 

更に走り、児島の映画館跡も確認。

 

更にもう1か所。

これだけ映画館が残っているということは、街に力があった(ある?)ってことです。

いい建物を見せてもらいました。

 

映画館跡そばには下電の廃線跡

踏切角には昭和の食堂が佇みます。ここも食べに行かねば。

こちらは昨年あたりに閉店したようです。

夕暮れの瀬戸内海に沿って帰ります。

 

日暮れ前に宇野に着きました。母艦ハイエースにラビットを格納。



非常に楽しかった。たまにはラビットもいいものですねえ。

しかし、街並みを立ち止まってみるのはやっぱり自転車ですね。

ラビットと言えども時速60kmは平気で出るので、急に止まるのはツライ。

 

ラビットを積み込み、夕暮れの干拓地を流して帰りました。

 

 

19時半に自宅に到着。早速ラビットを降ろします。

なぜかというと、2ストオイルが焼けた匂いが臭い・・・

なお、車載時の振動でオーバーフローするので、ペットボトルをオーバーフロー管に突っ込んでいます。

児島は1998年にラビットが欲しいと思い、一番最初に個人売買で連絡をとった町です。既に売れた後の様で返信がなかったんですが、あの時売りに出ていたA型はどうなったんでしょうね。

今回、児島や玉島の街をラビットで走れて非常に楽しめました。

やっぱり瀬戸内の街並みっていいですねえ。次はどの街に行きますかね。

 

ちなみに・・・50代のオッサンが1日中遊ぶのに要した費用

・ラビットスクーターガソリン代 @157円×4l=628円

・昼めし代 お好み焼き税込み 700円

宇野港駐車料金 500円

山陽道高速代 備前→姫路西 1,810円

・おみやげ 880円

・SAでコーヒー 110円

ハイエースガソリン代 3,425円(11km/l,@157円)

合計  8,053円 

※2サイクルオイル代除く

※時間がなかったため、コンビニ等には寄れず

 

坂出→丸亀→高松の有名でない名建築を巡る

先日、岡山県美作市で見た元映画館が印象的だったので、

ウェブで調べたところ、すごいHPがあるのを発見しました。

hekikaicinema.memo.wiki

日本全国津々浦々に存在した映画館の記録が詳細に記載されています。

特に所在地のウェブマップは「こんな場所にもあったのか!」などの意外性があって、非常に面白い。とんでもないド田舎(失礼)にもあったりして、テレビ普及前の文化芸術発信の最先端重要施設であったことが伺えます。

そして、このHPを見てどうしても確認したい箇所があったので、出勤のない休日に四国へ向かいました。

 

山陽道が件のトンネル火災により通行止めのため、

淡路島を経由し、着いたのは香川県坂出市

駅前の市営駐車場に止め、自転車を降ろします。

折りたたみはサクッと降ろせて便利。

長女は部活のため、子分として長男を連れていきます。

未来(過去?)へのトンネルを抜けて出発!

 

しかし、この駐車場えらく凝ってるぞ・・・この建築も気になる。

 

早速マニアックな道を走って目的地へ向かいましょう。

どこ通ってるねん?

なにこれー、ヘンな道いややあ~などと子分がほざくので、

折りたたみ自転車は走りやすいんや!とムチャクチャな理由をつけながら坂出の誰も行かない路地にぶっこんでいきます。

 

 

ヨメハンドブにはまらないか心配・・・

 

田園地帯を30分ほど走って到着。

 

 

 

す、すごい・・・

件のHPではこのように紹介されています。

大衆館
所在地 : 香川県坂出市林田町(1963年・1964年)
開館年 : 1952年頃
閉館年 : 1964年頃
1955年・1958年・1960年の映画館名簿には掲載されていない。1963年・1964年の映画館名簿では「大衆館」。1964年の映画館名簿では経営者が大川行光、支配人が記載なし、構造が記載なし、200席、邦画を上映。1965年・1966年の映画館名簿には掲載されていない。「坂出林田郵便局」南南東200mの坂出市林田町3252に劇場の建物が現存。最寄駅はJR予讃線八十場駅

古くから坂出市の林田地区には「林田館」があったが、1952年頃には林田地区に新たに映画館「大衆館」が開館した。時期不明の大衆館の写真あり。

戦後の坂出市松山地区には、映画館が「松山劇場」、「高屋劇場」、「大衆劇場」の3館もあった。

「大衆館」に言及している書籍として、藤森照信(文)、中馬聰(写真)『藤森照信のクラシック映画館』青幻舎、2019年がある。

館名は木製の切り文字のようですね。一部欠落していますが状態は良好です。

下の窓は映写室でしょう。

 

玄関ポーチ右袖にはチケット売り場があります。開口部が小さいのは光が入らないようためでしょうか。

 

扉が少し開いており、内部が見えています。

客席やスクリーンは撤去されているようで、がらんどうです。

廃業後、倉庫に転用されていたと思われます。

 

側面の電気メーター跡。右の鉄製はオリジナルか?

 

側面の非常口。映画館といっても建物は農業倉庫レベルであり、建築的に特に難しいものではないため地方にも普及したのでしょう。

ただ、正面ファサードはデザインがされていることが多く、まだまだ情報の少ない時代になんとか最先端の雰囲気をだそうと頑張ってる感が非常に面白いです。

 

イヌ走りには延べ石が敷かれています。通路?

 

背面。スクリーン裏は倉庫だったと思います。

 

なんでこんなところに・・と思うほどの田園地帯の普通の集落に忽然と現れます。

1952年、昭和27年築なので、既に70年以上この地にそびえています。

 

・・・残っていて良かった。この手の建築は、「先日解体されました」のケースが多いので、現物が見れて非常にうれしい。再度この建物に遭うことができるでしょうか。いや、見れただけでも良かったんでしょう。

 

隣の倉庫には喫茶ホクセイの渋い看板。ここから結構遠い位置のはずですが、こちらは現役で営業中らしいです。

 

映画館を後にし、坂出の街に戻りましょう。

 

 

 

 

 

 

カオスな風景を眺めながら、中心部に到着。

今日の昼ご飯は「こめや」さんです。

【食事処こめや】 香川県坂出市

 

11時過ぎで4組待ちでした。人気店のようです。

20分ほど待って入店し、私は日替わり定食を注文。日替わりは刺身ととんかつでした。

名前の通り米屋さんが経営しているようで、コメがつやつやでむっちゃおいしい。

値段も安い、カレーは確か450円!でしたよ。

実に良い店でした(^^♪

 

お腹が膨れたら再度市内散策。

 

こんなトンネルみたいな路地が気になって仕方ない。

 

袖壁のアールがいいですねえ、何かの店だった模様。

 

閉店した雑貨屋でペプシの看板発見。瓶ペプシのステッカーが張られていますが、

50円の時代っていつかな、昭和50年代前半?

 

 

サンコーパンの看板。香川の地元メーカーですかね?他では見かけませんでした。

 

なぜか古民家に日産の電光看板。かっこいいですが、ブルもセドも亡くなって久しい。

 

このメリヤス店、いまもやってるんでしょうか?

ウェブによると近年まで営業していたようですが、今は不明です。

2階窓の木製建具が非常にカッコいいです。

東側はアーチのついた窓はステンドグラスでしょうか、すごく凝っています。

 

どうみても閉まってる感しかないのに、ショーウインドウにはマネキンが絶賛活動中・・・

 

クラッチタイルの商店も何か所かみられました。

 

商店街天井のデザイン。昭和感バリバリ。しかし、アーケードの撤去工事が予定されているようです。薄暗いこの雰囲気が無くなるのか・・・

 

 

長男が「昭和レトロ飽きた、そもそも初めから興味がない」というので、

ハイエースに戻ります。

しかしこの建築はなんでしょうね?

駐車場にはコンクリート斫りだしの円柱があり、中から木が生えている。

上部は2階に出ているようです。

 

屋外階段もこれまた独特な構造。

 

階段を上がると、ひな壇上の共同住宅があります。

これは絶対有名な建築家が入ったんでしょう、と思い、調べるとやはりでした。

kenchiku-pers.com

なるほど、これは凝ってて当然です。近年リニューアルがされたそうですね。実に味のある建築で、偶然駐車しましたが良いものを見せていただきました。

 

その後、丸亀へ移動します。オッペン化粧品のネオンサイン。

既に珍しいそうです。夜の灯火状態を見てみたい。

 

丸亀では駅前を散歩し、気になるビルが見えたので近寄ってみました。

 

入るとレモネードの店があったので、一つ買って飲んでみます。

レモン生絞りなのでものすごく爽やか。

この建物は旧電電公社で、築80年とのことでした。

 

近くにある喫茶ぺいも気になる。私のグーグルブックマークにも入ってます。

 

更にところ変わり、高松に移動。

瓦町周辺の大規模商店街を見物しながら散歩します。

 

ここは1998年に「ラビットスクーターが欲しい」と思いながら歩いていたら、

目の前に止まっていた運命の出会いの場所です。

残念ながら今日はラビットスクーターやスバル360はいませんでした。

 

四国に来ると我が家が必ず寄る店、骨付鶏の一鶴です。

www.ikkaku.co.jp

強烈に混むので、16時過ぎに行きましたが既に40分待ち。

予約だけして散歩して時間待ちしました。

 

いつもは土器川店なので、高松店は初めてですが、土器川と変わらず味もサービスも良かった。

これでビール飲むと本当に最高やろなあ・・

これだけのために高松に泊まりに来ようかな・・・・

 

今日もおいしくて満足です。ごちそうさまでした。

 

食後は夜の商店街を再度ぶらつき、駐車場に向かいます。

そうだった、VANの店があるんです。

 

うーん、シャツが欲しいんだが、一鶴と合わせてまた来よう。

 

こちらの自転車屋さんはダホンを置いてますね。なかなかやるなあ。

こんな感じで、映画館を目的に訪問しましたが、いろいろ盛沢山で楽しめました。

この後、瀬戸大橋経由で帰宅しました。

下りの山陽道が開通したら、広島方面へも遊びに行きたいです。

 

秋の早朝の河川敷

土曜日の朝、6時に自宅を出発して河川敷へ。

日の出が遅くなってきました。6時を回らないと明るくなりません。

しかし涼しく、いや、寒くなりましたね。

夏から秋にすっ飛んでいった感じです。

 

河川敷は綺麗に草刈りがされていて気持ちいいです。

草原の中で熱々のコーヒーをいただきます。

休日の朝のひと時をまったり過ごした後は、

家に帰って夫婦で1週間の洗濯、掃除と片付け、終わったら出勤!です。

休日出勤は疲れました。

 

そして翌日、今日の日曜日、四国にどうしても現物を見たい建築があるので、

折りたたみ自転車を積んで家族で行ってきました。

帰りの瀬戸大橋では白い月が海を照らしていましたよ。

四国の記事はまた後日。

車中泊と輪行で秋の田舎道を親子旅(本編)

車中泊輪行の旅の本編です。

 

ハイエース車中泊したのは岡山県津山駅前。

最近津山づいてますね。好きなんですよ。

今日は始発の姫新線に乗って新見方面へ向かい、分水嶺にある駅から

自転車で津山駅までの65キロを走る予定です。

 

ハイエースどこでもホテルで宿泊し、5時半に起床です。

気温は8度ぐらいかな、家の布団を持ち込んだので車中は寒くありませんでした。

駅前のパーキングでしたが静かでぐっすり眠れました。トイレは駅舎袖にあり、24時間利用可能です。

 

6:11津山発の姫新線に乗ります。

1両編成でなく2両編成でした。

日曜早朝の列車の乗客は我々ともう1名のみでガラガラ。

 

途中で乗車する方もなく、ゆったりさせてもらいました。

 

7時半過ぎに分水嶺の駅、富原に到着。もう一駅行けば広島県です。

駅前で自転車を展開します。

今日は長男はダホンルート、私は輪行時の手軽さから14インチのルノーにしました。

 

早速駅前を探索。ホーロー看板を発見。

駅前家屋は元自転車屋だったようです。

 

ここから姫新線に沿って東へ下っていきます。基本下り坂で漕がなくても進みます。

 

山中の立派なお寺。

 

前方に何か動くものが見えたので確認すると、なんと山猿でした。

野生のサルを見たのは、高砂市の明姫幹線で横断歩道を渡ってるヤツを見て以来です。

 

ずんずん走っていると姫新線沿線の山肌に謎の穴を発見。

形状から、野菜等を貯蔵する室かな?

 

月田の集落に入ってきました。古い酒蔵があります。

 

 

月田駅。駅舎は新しいです。駅の周囲は製材所が多い。

駅前通りでストビューの撮影車とすれ違いました。ストビューとすれ違うのは3回目です。写ってるかな?

 

月田から国道181号に合流し、歩道のない道を旭川に沿って東へ走ると、勝山の町です。町の入り口でライオンの看板を発見。

 

勝山は何度も来ています。時刻は9時前なので、モーニングがしたい。

どこかサテンが開いてないかな?

 

なかなか開いてないなあ・・・

 

結局ローソンで朝食を買いました。


中国勝山の駅の待合をお借りして朝食です。

 

列車は当分こないようで、誰もいませんでした。

 

中国勝山・・・かつては大阪からディーゼル急行列車が走っていました。

湯原温泉の玄関口でもあり、国鉄の長大な列車が停車し、駅前からバスが多数出ていた雰囲気が残っています。

 

この曲が流れてきそうな旅情ある駅ですね。


www.youtube.com


www.youtube.com

いかにもいい日旅立ちな駅・・・奇しくも谷村新司さんが逝去されました。旅情感あふれるこの曲は本当に名曲だと思います。

 

しばし国鉄時代を思い出した後、勝山を後にします。

 

走っていると軽トラのキャブを発見。あれはジウジアーロデザインのスズキキャリイのしゃれこうべです。

子どものころ、「しかめっ面の軽トラやなあ」と思ってました。

旭川に沿って進みます。快晴無風気温12度、サイクリングに最高な天気。

 

久世の街に入ります。

久世は出雲街道の宿場町で、古い建物が残っています。昭和22年の航空写真は、街道沿いに町屋が連続し非常にきれいな街並みがうかがえます。

 

 

昭和レトロな商店街を抜けていく。

 

 

 

 


久世駅で休憩。激烈綺麗なトイレが設けられています。

 

 

久世駅北には製材所があります。かつては姫新線の貨車で木材を輸送したんでしょうね。

 

駅周囲のこじゃれた建築。

 

 

 

商店街に戻り、東へ向かいます。

 

 

 

再び路地を横に入り、重要文化財の旧遷喬尋常小学校を見ておきます。

すごい小学校。3丁目の夕日のロケも行われたそうです。

 

GX81マークⅡ後期も現役です。このクルマも1990年デビュー、もう33年落ち。

 

渋い建築を眺めなるのは楽しい。しかしお茶がしたいな。

 

サテンあった!いい感じの店やん。しかし閉まってる模様。

 

こちらは市役所横の食堂。グーグルによると評価が高いみたい。個人的には入ってみたいが長男は「絶メシいややあ」とつれない返事。

まあ、休みなんですけどね。

 

どんどん東に進みましょう。なかなか味のある小屋。

 

田園地帯を南に走ります。

 

とまれみよの4種踏切を通過。

 

美作落合の集落に入りました。この食堂は・・・開いてないのか

 

 

 

落合の町は、中国道落合ICがあるので名前は有名ですが、現地は非常に落ち着いた静かな町です。どうやら旭川の西側が町の中心街のようです。

駅舎でジュース休憩。休憩ばかりしていますが、長男をばてさせないためです。

 

コスモスが咲く中を走る。

 

古い橋の親柱。こちらの橋も間もなく架け替えです。

 

FBI大山や米子方面に行く際に通る米子道をくぐります。

 

美作追分でも休憩。待合は広々してゆっくりできました。

 

いよいよラストスパート。この踏切を渡って津山への峠道を登る。

この峠は鶴坂といい、かつては出雲街道の重要な交通要所だったそうです。

峠の頂上付近は中国自動車道の建設により、大きく開削されており、消失しています。中国道そばには建設時に解体された住居のものか、タイル張りのおくどさんが放置されていました。

峠入り口には小さな小屋。どうやら畑の資材を置く小屋の様です。

 

峠を降りると坪井の宿です。

 

食事したいけど店がない。絶メシならあるけど長男は「絶対にイヤ」らしいので、また一人で来た時に訪問します。

 

柿の実が実っています。

 

カワセミが魚を捕っていました。しかし綺麗な鳥ですねえ。

 

この古いトラス橋を渡ると津山の市街です。

長男は体力的には余裕、けど腰がだるいと言ってます。

さすが剣道をさぼりながらもやってるだけあって、それなりに体力がついてきました。

 

 

13:30 津山駅前のハイエースに無事到着。

長男はコケることなく無事に65キロを走り切りました。

早速自転車を積み込んで、昼ご飯にします。

 

長男リクエストでここいちへ。

しっかり食べて体力を戻しましょう。

 

帰りの車中ではすぐに眠ってしまいました。

まあ、今日はチャリなので、走るよりは楽だったと思いますがさすがに疲れたようです。

高速で帰るつもりが結局下道で帰り、自宅には18時に到着しました。

しかし長男の20インチのルートに14インチの変速ナシルノーでついていくのはなかなかキツかったです。当然ですが20インチのtern vergeは楽ですわ。

今日のルートは緑のラインです。距離は約65kmでした。

今回は、長男にサイクリングと輪行の楽しさを教えたいと思い連れ出しました。

さほど文句を言わなかったので、ぼちぼち楽しんでくれたようです。

それなりに良い思い出となってくれたでしょうか。

オヤジとしては、長男といろいろ出かけるネタができたので、うれしいですけどね。

車中泊と輪行で秋のイナカミチを親子で旅する(序)

土曜日の夜、ハイエースに長男と折り畳み自転車2台を乗せ、

夜の旧街道を延々と走って目的地に到着。

予め展開しておいたベッドで早速就寝です。

明日は朝一番の列車で親子輪行の旅に出ます!

 

今日は眠いのでここまで。

輪行で美作の激渋すし屋へ旅する

秋晴れの日を狙って、代休をいただき旅に出ます。

いつもなら朝3時出発などですが、この日は行き先が決まらず、

家族を送り出してから、行き先を考えて8:30に出発。

着替えだけ持って行きます。

 

車派のワタシですが今日は輪行します。

113系で輪行して着いたのは山陽本線和気駅

旧片上鉄道の接続駅です。

 

10:00過ぎに到着しました。今から美作方面を目指し、昼飯を食ってから姫新線に沿って姫路方面へ帰ります。適当な場所で輪行する予定です。

 

片上鉄道は3年前にも来ています。

天気が良く無風で熱くも寒くもないなか、快適なサイクリング。

 

途中の公民館前で休憩。疲れすぎないよう、1時間ごとに休憩することにしています。

 

吉井川に沿って北上します。

 

片上鉄道美作飯岡駅跡。

1991年3月にピコ森と車中泊して列車を撮影した駅です。

踏切の敷石のみが残されていました。前はもっと残ってたような・・・

 

駅前の看板建築の雑貨屋群は全て撤去されてしまいました。

駅のホームと駅舎への階段、そして駅にあった樹木だけが残されています。

 

ここからは初サイクリングコースです。

サンバー好きなクルマ屋さん。

 

で、でますた(;^_^A スバル360。さすがレトロなものが多い岡山県

 

昭和初期と思われる古い橋を渡って北上。

 

湯郷温泉街からショットカットして勝間田へ向かいます。

 

今日の目的地に到着しました。

勝間田の出雲街道沿いにあるすし店?のかわずやさんです。

ここは以前ストビューで発見し、あまりの素朴なたたずまいに感動した店です。

先週(!)PCXで前を通った時に思いだし、気になってたまらず今回チャリで訪問しました。

 

 

渋い、渋すぎ。暖簾が綺麗なので一応やる気はある感じ。しかしやってる感はない。

 

平然と引き戸を開けて入店します。すぐ前のテーブルに店主が座ってテレビを見てはりました。店内は6畳くらい?右手に間仕切り付きの厨房があります。

 

店主は「すみません、もう持ち帰りだけなんですわ」とのこと。250円のうどんが気になって仕方なかったので、はるばる加古川から1日かけて訪れたんですが、時間が遅いからか、今日は食えないみたい。

諦めきれないので、持ち帰りで巻きずしを注文しました。

なお、この店の名物は巻きずしらしいです。しかも値段は300円、安い・・・

しかし、激烈に渋い店内。このテーブルっていつのものなのか?余裕で50年以上経ってると思われ。

 

正面のテーブルは明らかに右に傾いています。左右で10cmぐらい高さが違うんでないか?

 

間仕切りにある鏡の福助足袋の文字は右から書いてある。まさか戦前モノ??

しかも「国防」とか書いてるし・・・

異常に価格が安いwwww

店主は愛想悪いわけでなく、「キンモクセイの香りしますかの?今日は自転車にいい天気ですな」などいろいろ話してくれました。

3分ほどで巻きずしを作ってくれました。もうちょっと店内の観察をしたかった。

巻きずしを受け取り、300円を支払って、街道を流して食べる場所を探します。

 

 

 

 

いやー、かっこいい町ですなあ。

 

商工会議所前の公園のベンチをお借りして巻きずしをいただきます。

 

うまそう。

 

あっさりした巻きずしです。具材と酢飯と海苔がちょうどよく相まって旨い。

速攻で食べてしまいました。しかしうどんも食べたかったし、あれだけ渋い店はなかなかないですわ。どうやったらうどんを食べられるのか聞くの忘れた。次訪問する時に聞こう。

 

帰りは姫新線輪行するつもりです。ただ、どこから乗るかは決めておらず、進み具合によって決めます。東へ走って先週も来た林野に到着。

 

ちょっとだけ映画館のファサードが見えてる。

あの全景が見たい。アール付の外壁でめっちゃかっこいいはず。

 

バスステーション?をしげしげ観察。

昭和50年代までは湯郷温泉や、岡山、姫路などへ向かう特急バスの発着点ったんでうかね?

 

 

林野の街並みを抜けて行きます。

 

古い銀行跡。

袖のレンガ壁が気になる。

 

前回は気づきませんでしたが、沈下橋があったんですね。酔っぱらってると絶対川にはまるなあ。

 

かなり以前から気になってるバイパス食堂。今回正式に取材?できました。

各立面を撮影して記録しておきます。

 

 

トラック野郎の世界観(^^♪

 

ぐんぐん進み、姫新線の踏切を渡ります。蒸気機関車の標識も珍しくなりました。

 

彼岸花ももう終わりです。

 

江見の町をショートカットして、ググるマップで出雲街道と表示のある道を行くと、

ちょっとした峠道でした。

 

難なく坂をクリア。さらに進んで、美作土井の町です。

ここはよく来てるので駅はスルー。

左に曲がると県境の峠です。

 

分岐点にはマルキン看板付きの元酒屋。10年前は営業していたはずですが、既に閉店。

 

ここから坂を上り、県境の峠に着きました。折り畳み自転車は軽いので全然平気。

下る途中、左の茂みにでかいオッサンみたいなやつがガサガサっと動いたので、

びっくりしてみると鹿でした。熊かとおもい焦りました。

 

秋ですねえ。影が長くなってきました。

 

ルパン3世エンディングの自転車版?

 

ひたすらチャリを漕いで、佐用の街に到着。時刻は15:30です。

姫新線で帰るか、智頭急行で帰るか検討し、姫新線に決定。

発車まで40分ほどあるので、駅前をブラブラします。

 

 

 

でかい家具屋があるなあ。

 

もうやめているようですが(;^_^A

 

この、喫茶ローン、めっちゃ気になるぞ。

つぶれてるのか思ったら、店内の照明が点いてた。

今日は時間がないのでまたの機会ですね。次回まで営業してるかは不明ですが。

 

適当にアブラ売って、駅に戻りました。20分かけて丁寧に輪行袋に収納してホームにあがります。

 

姫新線気動車は綺麗な新型で、バリアフリースペースもあり非常に快適。

この後、播磨新宮、姫路と乗り換えて帰宅しました。

天気もよく涼しい風が吹いて非常に快適なサイクリングでした。

走行距離は約75km、途中2回ふくらはぎが攣りましたが、これもご愛敬です。

費用は往復の電車賃2,300円と、駅に車を止めた駐車料700円の合計約3,000円。

50代のオッサンがこの値段でアホほど遊べましたわ。

やっぱり岡山、美作は面白い。しかし平坦なコースはほぼ走ってしまいましたね。

次はどこへ行くかな。