出張で松江市へ行くことになりました。
折角の機会なので、休暇と組み合わせて以下の行事を計画。
1、岡山から松江までやくもに乗る
全国最後の381系国鉄型特急電車です。
国鉄型特急って185系踊り子やキハ185系等だけで、
ほとんどが過去帳入りで、今乗っておかないと間もなく置き換えられそうです。
2、自転車で輪行する
高校生の頃から憧れていた輪行に初めて挑戦します。
当時は安価な輪行袋や輪行に適した自転車がなく、
しかも情報もきわめて少なかったため、挑戦する根性がありませんでした。
宍道湖畔は楽しくサイクリングできそうですし、
一畑電車沿線のローカルな風景をゆっくり眺めたい。
なお、輪行の感想は後日別記事でまとめたいと思います。
3、松江のおいしいもの食べたい
これは当然です、しじみ、のどぐろ等、いろいろありそうですね。
前置きが長くなりましたが、出発当日です。
忘れぼなので、持ち物リストを作って準備します。
仕事なので当然スーツと革靴が必要です。
できるだけ荷物削減し、スーツ、革靴等をきっちりパッキングします。
あらかじめ輪行袋の練習もし、自転車も整備し試運転しておきます。
荷物を担いで駅まで自走し、駅前で輪行袋に自転車を収納します。
なかなか目立ちますね(;^_^A
在来線で姫路に移動開始。
昼過ぎの電車はガラガラで私しか乗ってませんでした。
姫路では乗り換えに40分あります。
過去に別府へ行くとき、在来線が遅れて、
猛ダッシュして新幹線に乗った経緯があるので、
自転車持ってダッシュは絶対無理なため余裕をもって乗り換えです。
新幹線はあらかじめ最後尾の座席を予約しました。
座席後ろに自転車を置くことができます。
こちらもガラガラで全く問題なし。
岡山でも45分の待ち時間があります。
やってくるのは国鉄型ばかり、113系、115系、
キハ40、211系、213系・・・
そしてやくもの381系がやってきました。
381系は小学生時代の昭和57年にくろしおに乗って以来です。
こちらも最後列の席を予約済です。
平日午後のやくもは乗車率5割程度で、まあ空いています。
雰囲気をゆっくり楽しめそうです。
自転車を席の後ろに無事収め、岡山を出発します。
今回もチケットはJR西日本のe5489で取り、
更にチケットレス決済としました。
これは、予約画面を印刷しておけばそれ自体が切符代わりになるものです。
しかし、帰りもそうでしたが車掌さんにあまり周知されてない感じでしたね。
まあ、なんとなく納得してもらったのでよかったですけど。
車内は懐かしい国鉄車両の臭いがします。
趣味的には最高で、これ以上の電車はありませんが、
世間一般向けの顧客サービス面では時代遅れですね。
バリアフリーでないし、床に段差はあるし・・・
列車は急カーブで振り子をグリグリ(ちりんちりんとも言ってた、劣化?)
させながら、中国山地の奥に分け入っていきます。
高梁を過ぎると秋の夕暮れが迫ってきて、
ますますこの列車はどこへ行くのか?感が増してきます。
うっすら見える山影のふもとに時々ポツンと明かりが見えますが、
人家でしょうか?
山間のトンネルの抜け、真っ暗な中列車が減速すると、
列車は左に分岐し、蛍光灯が白くともる無人駅を通過します。
交換駅のようですがホームには誰もいないようです。
赤い信号機を通り過ぎると、再度本線に合流し、
列車は闇の中を加速していきます。
この寂寥感たまらんです。
おそらく夜の山間を抜ける国鉄特急に乗るなんてこれが最後でしょう。
スマホでこの景色に個人的にベストな
ブライアン・カルバートソンのピアノジャズを聞きながら、
夜の国鉄特急を楽しみました・・・テンション最強です。
こうなると酒をあおりたいところです。
この後松江で同業他社のトミー氏(トミックスではない)と飲む約束をしているので、
我慢しておきます。
2時間40分かけて、列車は松江に到着しました。
松江は何度か来たことがあります。
高架駅で、結構栄えている感じです。
宿は駅近くのスーパーホテルを予約していました。
当然ホテルはむっちゃキレイで、
オッサン一人旅のボロクソのヨッレヨレ感は全くなしです。
荷物を置いて、トミー氏と合流。
彼も鉄オタで、今日は木次線を経由して亀嵩でそばを食べてから来たそうです。
店はトミー氏が探してくれた味処明嶋です。
ここでしじみのバター蒸、刺身盛り合わせ、
焼きかますなどいろいろいただきました。
かますがふわっとしててめっちゃ美味かった。
私は生中7杯ぐらい、トミー氏は生中と地酒で
鉄オタ話で盛り上がりました。
帰り道、屋台でしじみラーメンも食べます。
こちらもあっさりしていて美味かった。
結構酔っぱらい、トミー氏と別れて宿に戻りました。
トミー氏はこの帰り道で鉄オタ史上歴史に残る発見をしますが、
それはまた別の機会にアップします。
スーパーホテルは温泉があるので入りに行きます。
風呂から上がって部屋に戻ると、知らん間に爆睡していました。
翌日に続く